13. taked4700 2015年9月30日 23:13:22
: 9XFNe/BiX575U
: 3z4uRZo4iw
>>0808さん、コメントありがとうございます。 >政府も原子力産業も未だに「核燃サイクル」を諦めていないようですから、何としても「もんじゅ」は、稼働させたいというのが本音であると思います。目的は「核武装か使用済み燃料の価値の保存(再処理を諦めたらその時点で全て負債になってしまう。これは多くの古い原発を廃炉にしないことにも通ずる)」ということではないかと思います。 1995年に起こったもんじゅナトリウム漏れ事故は大変に不自然なものだったのです。事故の概要は 「もんじゅ」ナトリウム漏えい事故の概要 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/old/koso/siryo/koso01/siryo07.htm など、ネット上に数多く記事がありますが、事故原因は二次冷却系に付けられていた温度計の形状が角ばっていたために、震動が発生し、それで温度計が折れ、それがナトリウム漏れにつながったというものです。一応円柱なのですが、途中で径が大幅に変化し、段差が出来ているのです。上のリンクの記事では「温度計の段付部に丸みを付けなかったことが分かり、設計が不適切」であったと述べています。そして、流体中に角ばったものをいれれば、その周囲で渦が発生し、温度計が振動することは流体力学の基本中の基本なのです。しかも、この事故は1次系ではなくて2次系で発生しています。液体ナトリウムの流速は当然のことながら1次系の方が速いはずであり、同じ温度計が使われていれば1次系でこそ事故が発生しなければいけないのです。一次系で事故が起これば、当然、液体ナトリウム自体が相当な放射能を帯びていて、事故処理が大変なことになります。また、格納容器内でのナトリウム漏れですから、ベントなどが必要になり、とても深刻な事故になるわけで、1次系での事故を避け、事故収束が簡単な2次系での事故にしたということだと思います。 つまり、この事故そのものが相当程度に不自然なのです。そして、この事故が起こったのは1995年の暮れであり、春には阪神大震災が起こっていました。 自分の推測でしかありませんが、もんじゅのこの事故は、運転をわざわざ休止するために起こされたのだと思えるのです。実際、その後の事故、つまり、2010年に起こった炉内中継装置の取りはずし作業中の落下事故も不自然なものであったのです。このことについては、 素人でも分かるもんじゅの設計ミスと今後の対策。しかしライブカメラが落ちてるのは何故だ? http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/876.html で指摘がされています。 更に、通常では考えられない規模で安全点検漏れが発生したりしていて、わざわざ運転休止をしているように見えるのです。 ですから、 >政府も原子力産業も未だに「核燃サイクル」を諦めていないようですから、何としても「もんじゅ」は、稼働させたいというのが本音である とは思えないのです。 ただし、それでもはっきりと中止と出来ないのは、08さんが指摘されている通り、 >目的は「核武装か使用済み燃料の価値の保存(再処理を諦めたらその時点で全て負債になってしまう。これは多くの古い原発を廃炉にしないことにも通ずる)」ということではないかと思います。 ということでしょう。 しかし、自分は、より大きな絵が描かれているように思うのです。つまり、わざとこういった中途半端な状況が作られているように思えるのです。 数年前までは、ナトリウム漏れ事故は、阪神大震災を見て、もんじゅがあまりに危険だから運転停止をさせたのかと単純に考えていたのですが、どうもそうではないのではという気がしてきたのです。それの理由は、例えば、日本の原発で特徴的なこと、つまり、使用済み核燃料の乾式キャスクでの保管がほとんど全く進んでいないことです。このことも、プールでの冷却水喪失事故になれば事故は苛酷化します。 また、高レベル核廃棄物の地層処分について、その調査さえも反対してしまうという世論の動きについても、結果として、乾式キャスクへの保管が進まず、プール事故が苛酷化します。 更に、311事故後の反原発の動きの不自然さ、つまり、単に「原発反対」、「原発廃炉」のような主張だけがされ、例えば、地震時に原発敷地内に居たはずの原発作業員の聞き取りをなぜしないのかという声が全く上がらないことなどがあります。 つまり、どうも、本当に原発反対をしているようには思えなくなったことがあるのです。確か、2013年だと思いますが、NHKの夜7時のニュースで原発作業員に聞き取り調査をしているとアナウンサーが言ったのですが、地震で原発にどんなことが起こったかという点については聞き取り調査はされていないのです。各種事故調の分厚い文書にも書かれていません。やられたのは、事故後の原発での事故収束作業で、どの程度の被曝管理がされていたかのみです。 中途半端な状況の意味は、適当な規模で放射能漏れ事故を起こせるという意味です。運転停止が長期化しているので、大規模な放射能漏れには至りにくいのははっきりしています。しかし、1次系・2次系共に液体ナトリウムを使っているもんじゅである程度の放射能もれ事故が起これば、その収束は大変です。結果的に放射性物質の環境中への排出が長引くことになるのです。 なぜ、故意の事故苛酷化がされると考えるかと言えば、戦後からの日本の原発を巡る歴史を検討すると、日本が戦後、アメリカの援助によって工業化されたのは、日本各地に原発を造らせて、どこかで原発事故が起これば国土が放射能汚染され、他に使い道が無くなった土地を世界中の国が核廃棄物処分場として使えるとする計画が戦後すぐの段階でアメリカなどで考えられていたように思えるからです。本来、核兵器保持国は、自国の国土に核廃棄物処分をする必要があり、それは核武装にはマイナスになります。また、事実として、高レベル核廃棄物は処分が大変で、自国の土地に地層処分すれば、いつかは地下水汚染につながってしまいます。ヨーロッパでそれをやれば、ヨーロッパ全体の地下水汚染につながり、同じことが北アメリカ大陸全体でも起こります。 福島第一原発事故でもほぼ同じことが起こっています。チェルノブイリでやられたような石棺方式にならず、海洋汚染を防ぐという口実で、今でも、そして、多分あと数十年、大気中への放射能漏れが続くのです。これらの結果、日本の国力はどんどんと低下し、一般市民の数割は病弱で働けないという状況へ誘導されるのではと思えてしかたがないのです。 もんじゅの中途半端な状況は、まさに、アメリカ軍産複合体の中で、おれたちは裏の支配層として日本や地球のために、わざわざ事故を装って運転停止に持ち込んだのだという言い訳をするために作られているとも思えます。つまり、日本国内で工作をしている人々に、自分たちは本当の正義のために動いているのであって、その証がもんじゅのナトリウム漏れ事故や炉内中継装置の事故なのだという誘導が行われいるようにも思えるのです。 実態は、アメリカ国債を100兆円程度持っているはずの日本の国力を落とし、アメリカ国債の踏み倒しを狙い、そして、最終的には日本の国土を核廃棄物処分場として使うと言うことで変わりないのではと思えるのです。多分、中東も同じような状況に置かれていると考えています。もちろん、アメリカ政府、特にオバマ政権がこういったことにかかわっているとは思いません。アメリカの現実の支配者は資本家たちであり、軍産複合体であると考えているからです。 よって、 >規制委員会の許可が下り次第直ちに稼働できる状態に保っているんではないでしょうか? というのは、実質的には、いつでも放射能漏れ事故を人工的に起こせる状況に保っているということが本当の目的であると思えるのです。 そして、ここが重要ですが、事故時に、冷却水の補給が簡単なプールでの保管にすれば、より安全ではないのかと言うことがあります。本当に運転する必要があるのであれば、プールから移せばいいだけであり、多少の手間はかかりますが、安全性を考えたらプールでの保管の方がずっといいはずです。ナトリウムもないですし、電気代もかかりません。 |