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「プルトニウムの恐怖」高木仁三郎著を読んで
昨日、「プルトニウムの恐怖」を読みました。いい本です。特に重要だと思った点は次の二点です。
「プルトニウムは、直径1ミクロン(1000分の1ミリメートル)前後の小さな酸化プルトニウムのかたまりとなって空中に漂いやすい。」(110ページ)
「七九年には、プルトニウムの水中許容濃度を大幅に引き下げるべきだと主張する論文が現われた。アルゴンヌ国立研究所のラーセンとオルダムは、水道水に含まれる塩素によって、プルトニウムが容易に酸化され(四価から六価になる)、腸から吸収されやすくなる、その効果を考慮すると許容濃度を大幅に(おそらく一〇〇〇分の一に)引き下げるべきである、と主張した。」(116ページ)
最初の引用の「酸化プルトニウム」は二酸化プルトニウムのことです。1ミクロンの大きさはPM2.5の2.5分の1であり、十分に肺の奥へ取り込まれてしまう大きさです。また二酸化プルトニウムは不溶性で、肺の粘膜上に1年以上とどまって、周囲の細胞を癌化させてしまいます。
その他、カレン・シルクウッド事件など、プルトニウムをめぐる事件について、かなり詳しく述べられています。
いろいろな記述から、明らかに、プルトニウムをめぐる情報は隠ぺいされているということがよく分かります。
残念であったのは、MOX燃料について、ほとんど記述がないことでした。1981年の著作ですから、これは仕方のないことだと思います。ぜひ、一読されることをお勧めします。
2015年09月14日11時15分 武田信弘
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