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http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13291585.html
川内原発2号機は、せっかく用意した取り換え用の蒸気発生器を放置している
この秋にも再稼働がされる予定の川内原発2号機ですが、「1991年 - 蒸気発生器細管の摩耗減肉(2号機)」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80 )というトラブルが発生しています。これらの不具合のため、平成21年9月25日に「川内原子力発電所2号機の蒸気発生器取替えについて」( http://www.kyuden.co.jp/press_090925-1.html )というプレスリリースで「川内原子力発電所2号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力89万キロワット)は、昭和60年に営業運転を開始して以降、順調に安全・安定運転を継続していますが、更なる信頼性向上の観点から予防保全として、1号機と同様に、蒸気発生器3基全てを耐食性に優れた伝熱管材料を使用した最新設計のものに取り替えることを本日決定しました」と公表がされたのです。平成21年ですから、2009年です。
2号機の蒸気発生器の取り換えは平成21年11月5日に出されたプレスリリース( http://www.kyuden.co.jp/press_091105-1.html )の添付ファイル「川内原子力発電所2号機の蒸気発生器取替え等の計画の概要 (1,557KB)」( http://www.kyuden.co.jp/library/pdf/press/2009/091105b-1.pdf )によると、許認可手続きや蒸気発生器の製作期間などを考慮すると平成26年になるとされていました。今年は平成27年ですから、本来なら昨年に取り換えがされていなければいけなかったのです。当然、既に、取り換え用の蒸気発生器は川内原発敷地内へ届いているということです。
川内原発1号機・2号機は1984年・1985年に運転開始をしています。そして、1号機については「2008年に蒸気発生器の交換が行なわれている」( http://iwj.co.jp/wj/open/archives/256170 )ということです。 当然、1号機の蒸気発生器の取り換えは2号機と同じように細管などのトラブルがあったためです。
運転開始時期は1年しか違わず、しかも既に取り換えが決定されいて、その装置も敷地内へ用意されているのにもかかわらず、1985年時の蒸気発生器をそのまま使用しての再稼働はおかしいと思います。
そもそも、規制委員会は西日本での加圧水型原子炉に於いて、格納容器のフィルター付きベント装置とか重要免震棟について、再稼働後に設置をすればいいとして、再稼働の条件にはしていません。重要免震棟は原子炉とは完全に別棟ですから、稼働後に整備することはそれなりに可能であると思いますが、フィルター付きベント装置は格納容器に直接取り付けるものです。本来、土台から格納容器と一体化する必要があり、再稼働後に設置することになれば、いろいろな無理が発生してしまうはずです。
地元のテレビ局やネット上の記事を除いて、メジャーなマスコミはこのことを取り上げていない様子ですし、川内原発再稼働差し止めの裁判でもこのことは取り上げていない様子です。しかし、蒸気発生器は加圧水型原子炉の最も故障しやすい機器とされていますから、このことについて、もっと取り上げる必要があると思います。
2015年09月10日13時50分 武田信弘
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