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http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13257512.html
九州電力の加圧水型原子炉における使用済み核燃料保存施設の安全性の主張
「原発なくそう!九州玄海訴訟HP」のページに九州電力からの答弁書( http://no-genpatsu.main.jp/download/kyudenjunbishomen9.pdf )が載っていて、そこに、使用済み核燃料保存ピットに関する九州電力の主張が述べられています。
コピーができないようになっている様子で、こちらに引用が出来ません。
ごく簡単に九電の主張を要約すると次のようになると思います。
1.保存施設は側面や底面が厚さ3〜5メートルの鉄筋コンクリート製の壁で出来ていて、しかもステンレス鋼で内貼りがされているので安全だ。水深は12メートル程度で、燃料は4メートル程度なので、8メートル程度の余裕がある。水温は40度程度に保たれている。
2.冷却水の循環システムは、プールの上部にあり、たとえ、循環システムの配管が壊れてしまっても、プールから水が漏れることはない。
3.水位や水温については常時監視するシステムがある。
しかし、これって、非常に大まかな主張でしかありません。そもそも、使用済み核燃料保存ピットは原子炉格納容器のすぐ横にあります。もしも、格納容器が大破すれば、当然のことながらピットに近寄ることが出来なくなるわけです。
ごく簡単に考えても、次のようなことが検討される必要があると思います。
1.格納容器が被災した場合、例えば格納容器ベントが行われた場合、プール周辺はどの程度の放射能レベルになるのか。なお、現状では格納容器ベント時のフィルターは未整備です。
2.給水が止まった場合に、使用済み核燃料の冠水が維持できる時間の長さはどの程度あるのか。つまり、8メートルの余裕があるとされているが、それでどの程度の時間の余裕が保障されているのか。
3.仮に冠水の程度が8メートルから4メートルに減少した場合、プール周辺に人間が出入りできるのか。どの程度の被曝が予測されるのか。
4.原子炉格納容器と保存ピットの基礎は一体構造になっているのか。
5.阪神大震災で、神戸ポートアイランドにあった高層マンションの主鉄筋で幅が1メートル程度あったものが水平方向に破断したことが明らかになっている。このとき、高層マンションの外壁等は破壊されていないはずで、横揺れでの被害とは思えないが、こういった被害について、その被害メカニズムの検討はしてあるのか。つまり、地震に起因する縦波が集中した場合の被害などについてどう考えているのか。
6.使用済みMOX燃料の保存ピット内での発熱量と通常の使用済みウラン燃料との違い。
2015年8月31日11時00分 武田信弘
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