1. 2015年8月09日 10:34:08
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015年8月8日(土) 川内老朽化審査ずさん規制委に2000人異議申し立て 九州電力川内原発1号機の高経年化(老朽化)対策に関する原子力規制委員会の認可を取り消すよう、市民1973人が7日、規制委に行政不服審査法に基づく異議申し立てを行いました。 1号機は、7月で運転開始から31年。規制委は今月5日、運転開始から30年目の高経年化技術評価に基づく保守管理方針を反映した保安規定変更申請を認可しました。 異議申し立ては、九電が耐震評価の追加を含む大幅な補正申請をした7月3日からわずか1カ月程度で認可しており、「審査がずさんであり不十分」としています。 また、腐食を想定した耐震評価は、主給水系統配管で許容値ぎりぎりの箇所が見つかっているのに、ばらつきや不確かさについて、審査で「確認された形跡がない」と指摘。耐震評価が完了していない機器があることや、補正申請後に「現場検証が実施されていない」などとしています。 異議申し立てに先立って会見した申立人の一人、NGO「FoE Japan」理事の満田夏花さんは、「九電の申請をうのみにした審査で、厳しい第三者的な審査をしていない。危険で重大事故につながる可能性がある。再稼働はやめるべきだ」と強調しました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-08/2015080815_02_1.html?_tptb=032 2015年8月8日(土) 住民は許していない 川内原発再稼働断念求める ゲート前 連日の抗議行動開始 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-08/2015080815_01_1.jpg (写真)連日の抗議行動が始まった初日、シュプレヒコールを唱和する人たち=7日、鹿児島県薩摩川内市・川内原発正門ゲート前 九州電力が10日以降にも川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機の再稼働を強行しようと狙う中、「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」は7日、同原発ゲート前での連日の抗議行動を始めました。県内外から60人が駆けつけ、「住民の声を聞いて再稼働は断念を」とシュプレヒコールを繰り返しました。 九電職員とともに県警機動隊や民間警備員約50人が参加者を取り囲む監視態勢の中、取り組まれた抗議行動。作業手順も明らかにせず原子炉起動の準備を進め、近隣10市町議会の求める住民説明会開催にも一切、応じようとしない無責任な姿勢について「原発を運転する資格はない」との抗議文が読み上げられましたが、九電は受け取りを拒否しました。 同実行委共同代表の鳥原良子さん(66)は、早期再稼働を求める川内商工会議所の会員からも「賛成しているのは幹部だけ」との声が寄せられていることを紹介。「薩摩川内市民は決して再稼働を許していません」とのべ、ゲート前に足を運ぶことのできない市民、全国の民意を背に再稼働反対の声を上げ続けると力を込めました。 原発から直線距離2・5キロの同市水引町で農業を営む男性(66)は「三十数年前、私も原発の中で働き、反対を叫べば村八分にされるような状況が続いてきましたが、子や孫の将来のためにいま、原発を動かさせるわけにはいかない」と話していました。 共産党県委が市内で終日宣伝 日本共産党鹿児島県委員会は7日、川内原発が立地する同県薩摩川内市で、野元徳英党県委員長、井上勝博・薩摩川内市議ら18人が参加して再稼働に反対する宣伝を終日行いました。 車の窓から大きく手を振っての声援や、「共産党頑張れ」との激励を受けました。3人の子どもを持つ女性(34)は「原発は福島原発事故の起こる前から危ないと思っていた。再稼働は絶対反対です」と話しました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-08-08/2015080815_01_1.html?_tptb=032 |