http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/411.html
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平成24年11月の質問調査票、住民自己申告による結果。
http://www.saflan.jp/wp-content/uploads/47617c7eef782d8bf8b74f48f6c53acb.pdf
低レベル放射線曝露と自覚症状・疾病罹患の関連に関する疫学調査
―調査対象地域3町での比較と双葉町住民内での比較―
福島県双葉町、宮城県丸森町筆甫地区、滋賀県長浜市木之本町の 3 か所を調査対象地域
とし、事故後1年半が経過した平成 24 年 11 月に質問票調査を行った。追加の解析として、
双葉町住民内での検討も行った。
3結果
主観的健康観に関しては、平成 24 年 11 月時点で、木之本町に比べて、双葉町で有意に悪
く、逆に丸森町では有意に良かった。更に、調査当時の体の具合の悪い所に関しては、様々
な症状で双葉町の症状の割合が高くなっていた。双葉町、丸森町両地区で、多変量解析に
おいて木之本町よりも有意に多かったのは、体がだるい、頭痛、めまい、目のかすみ、鼻
血、吐き気、疲れやすいなどの症状であり、鼻血に関して両地区とも高いオッズ比を示し
た(丸森町でオッズ比 3.5(95%信頼区間:1.2, 10.5)、双葉町でオッズ比 3.8(95%信頼区間:
1.8, 8.1))。平成 23 年 3 月 11 日以降発症した病気も双葉町では多く(オッズ比 10 以上だけ
でも、肥満、うつ病やその他のこころの病気、ぜんそく、胃・十二指腸の病気、その他の
皮膚の病気)、両地区とも木之本町より多かったのは、狭心症・心筋梗塞、急性鼻咽頭炎(か
ぜ)、アレルギー性鼻炎、その他の消化器系の病気、その他の皮膚の病気、痛風、腰痛であ
った。治療中の病気も、糖尿病、目の病気、高血圧症、歯の病気、肩こりなどの病気にお
いて双葉町で多かった。更に、神経精神的症状を訴える住民が、木之本町に比べ、丸森町・
双葉町において多く見られた。双葉町内での検討においては、調査時点での避難先が埼玉
県加須以外の関東地方や福島県内の住民において主観的健康観がやや悪かったが、避難先
別の疾病発症や 2011 年 3 月 12 日当日の SPEEDI による外部被ばく量・尿中セシウムより見
積もった合計預託実効線量別の主観的健康観・疾病発症には大きな差を認めなかった。
4結論
平成 24 年 11 月時点でも様々な症状が双葉町住民では多く、双葉町・丸森町ともに特に多
かったのは鼻血であった。特に双葉町では様々な疾患の多発が認められ、治療中の疾患も
多く医療的サポートが必要であると思われた。主観的健康観は双葉町で悪く、精神神経学
的症状も双葉町・丸森町で悪くなっており、精神的なサポートも必要であると思われた。
今後、より詳細な被ばく量の推定や、住民の健康状況の追跡が必要になると思われる。
引用先
http://www.saflan.jp/info/870
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