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2015年07月07日 14時16分
核燃料を挿入する作業が始まった川内原発1号機(右)(4月、鹿児島県薩摩川内市で、読売ヘリから)=坂口祐治撮影
九州電力は7日午前、川内(せんだい)原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市、89万キロ・ワット)の原子炉に核燃料を入れる作業を始めた。
10日までに全ての核燃料を入れ、8月中旬に再稼働させる計画だ。原子力規制委員会が原発の新しい規制基準を施行して2年。再稼働の手続きが最も進む川内1号機の作業が最終段階を迎えた。
1号機は、2011年5月に定期検査で停止し、13年1月末に、全ての燃料を取り出していた。九電によると、複数の燃料棒を束ねた「燃料集合体」(縦横約20センチ、長さ約4メートル)を保管している原発内のプールからクレーンで1体ずつ取り出し、隣接する建物にある原子炉に挿入。7日午後にも1体目を入れ、4日程度で全157体を入れ終わる。
その後、規制委が燃料の配置や配管の状態などを検査。問題がなければ、8月中旬、原子炉を4年3か月ぶりに稼働させる。稼働後は、送電線網に電気を送りながら徐々に出力を上げ、規制委の全検査が終わる見込みの9月中旬に営業運転に入る予定だ。
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