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規制委が美浜原発の審査打ち切り示唆 関電、基準地震動見直しの岐路[産経新聞]
原子力規制委員会は1日の定例会合で、関西電力が原則40年の運転期間を延長して再稼働を目指す美浜原発3号機(福井県)について、「8月末までに基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)が確定しない場合、大きな判断をしなければならない」と指摘した。関電の対応が遅い場合、審査打ち切りの可能性を示唆したものだ。
原発の運転期間は原則40年に制限され、美浜3号機は来年11月に「40年」の期限を迎える。規制委は、新規制基準に基づく審査から、運転延長認可が終わるまでを「15カ月程度」と想定。今年8月中に美浜3号機の基準地震動を確定しなければ期限を過ぎ、審査継続は難しいと判断した。
規制委の田中俊一委員長は「美浜3号機だけにかかりきりになるわけにはいかない」と述べ、関電に早急な対応を促した。
美浜3号機の審査をめぐっては、関電は地震想定で「震源断層は4キロより深い」と説明していたが、規制委は6月の審査会合で「3キロより深い」に見直すよう迫り、基準地震動は確定していなかった。震源を浅くすると、基準地震動が大きくなり、耐震性向上に必要となる対策工事が増える可能性がある。40年の期限が迫る中、基準地震動の見直しが間に合わなければ、廃炉の可能性がある。
関電は高浜原発3、4号機(福井県)、大飯原発3、4号機(同)の安全審査では、これまで申請当初の基準地震動を見直し、数値を引き上げてきた。耐震性向上の配管補強など追加工事も必要となり、再稼働の遅れにつながっている。
関電は4年連続の赤字決算となり、6月には家庭向け料金の再値上げに踏み切った。原発再稼働が業績回復、料金抑制の頼みの綱だけに、美浜3号機の審査の停滞は打撃となりそうだ。
http://www.sankei.com/west/news/150701/wst1507010087-n1.html
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