http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/232.html
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ずくなしの冷や水さんのブログに寄せられた、放射線科医の方のコメントです。
ストロンチウム90(0.546MeV)は強力なベータ線を放出してイットリウム90に壊変する。
イットリウム90(2.28MeV)は半減期がわずか64時間で、すぐに再度、より強いベータ線を放出して、
安定核種のジルコニウム90になる。
この2度目のベータ線がより危ないそうです。
「1粒で2度おいしい」というのは、某社キャラメルのキャッチフレーズですが、
ストロンチウム90は「1粒で2度危ない」ようで、非常に厄介です。
-----(引用ここから)------
「ストロンチウム密度はセシウムの400分の1でも危険度は300倍 」
(ずくなしの冷や水 2014/1/26)
http://inventsolitude.sblo.jp/article/86035190.html
90Srが怖いのは娘核種の90Yが高エネルギーのβ線(2.28MeV)を放出することが大きいです。90Yは64時間の短半減期で壊変しますので、実質的に90Srの放射能は2倍になります。
90Yはその性質を利用して、悪性リンパ腫の治療に使われますが、90Srが延々90Yを供給し続ける実態は恐ろしいものがあります。
Posted by 西京の放射線科医 at 2014年01月26日 20:44
90Srの半減期28.9年、1個の原子核が崩壊して90Yになるとそれが64時間の10倍、約27日の間におまけの高エネルギーβ線を出すということですね。90Yが骨にとどまれば骨髄が、腎臓などに移動していれば腎臓がダメージを受ける。
これは確かに怖いというしかないですね。
Posted by ずくなし at 2014年01月26日 23:29
娘核種の方がかなり短半減期であるということは、90Srの一原子から、2回β線がでるようなものです。その2回目が特に生体に対するダメージが大きいのです。
生体内ではSrはCa同様に骨の構成にも利用され、その場合あまり代謝されないため、骨などで90Yに壊変する機会は多くなると思いますが、90Yに変化してからさらに生体内を移動するものかどうかはわかりません。
89Srは骨腫瘍の治療に適しているけど、90Srは長半減期かつ90Yのジェネレータにもなり危険だという認識です。
ちなみに、90Yを利用した内用RI治療もあります。ゼヴァリンといいます。使い方では有用ではあるんですけどね。
Posted by 西京の放射線科医 at 2014年01月27日 01:21
-----(引用ここまで)------
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