17. 知る大切さ 2015年6月09日 05:59:52
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> 記号人間さん イチャモンで世の中を渡るのでは無く、少しは真面目に生たらどうだ? 長いとつながが分らん記号人間の為に抜粋してあげよう。ーーーーー以下抜粋ーーーーーーーーーーーーーー 小出: もちろんそうですね。 ただ、原子力発電所の場合はですね、排気系統に高性能フィルターというのが付いてい まして、そのフィルターによる放射能の除去試験というのを毎年の定期検査でやること になっています。そして、基本的には高性能フィルターが設置されているのであれば、99.99%取れると私は思います。 ですから、焼却施設にも高性能フィルターに匹敵するようなフィルター。 高性能フィルターは熱に弱いものですから、焼却炉の排気系にそのままではつかないと 私は思います。その場合にはセラミックフィルターとか、別のフィルターがありますので、 いずれにしてもそれを付けて、現場でテストをしなければいけません。 環境省等がそうなっているという、なる筈だと、そんな事でやるのではなくて、 ーーーーーーーー抜粋終わりーーーーー ーーーーーー以下本文ーーーーーーーーーーーー http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1324.html 水野: 大阪府が発表しました、瓦礫の受け入れについての指針について伺います。 被災地の瓦礫、汚染された瓦礫をですね、どうするかという問題なんですが、 大阪府は1K当たり100ベクレルまでの瓦礫については受け入れると、 これは放射性セシウムの値ですね。 という事を発表しました。 そして、瓦礫を燃やした後に出てくる灰ですね、 この灰を管理するための基準も、国の基準よりは厳しいんですが、 1K当たり2000ベクレルという方針を盛り込んだんです。 そこで東大阪のリスナーが 「これで本当に大丈夫なんでしょうか、 これらの瓦礫を処理した灰を埋めても今後我々に何の影響も及ぼさないんでしょうか、教えて下さい」 といただきました。
小出: 私は何度もこの番組でも言ってきましたけれども、 放射能に関する限り大丈夫なんていう言葉を使ってはいけません。 水野:すみません、いつもすみません。 小出: はい、必ず危険があるのです。 1K当たり100ベクレルだって危険なのだし、 焼却灰1kg当たり2000ベクレルを、地面に埋めるとすれば、またそれも危険です。 いったい私達が現在の時点で何を受け入れる事が出来るかという、 一人ひとりの価値判断によっていると私は思います。 しかし、大阪府が基準を決めたのは、受け入れの濃度をまず決めたのだと思いますが、 住民から見て問題なのは、放射性物質が環境に飛び出して来てしまうかどうかという、 まずその事なのです。 ですから焼却炉でかりに焼いた時に、どれだけの放射性物質が出てきてしまうのかと、 そこにまずは何よりの関門を作らなければいけない。 という事だと思います。 水野: 焼却する時に、一般の廃棄物の焼却施設でも、 特殊なフィルターをつければ大分除去されるというお話しを、小出先制おっしゃった事がありましたよね。 小出: 私はそう、ずーっと主張しています。 今減債の焼却炉で燃やすという事はやってはいけませんので、 排気系統に専用のフィルターを取り付けて、 現場で放射性物質がきちんと取れているかどうかという事を確認しない限りは 燃やしてはいけないというのが私の主張です。 水野: 環境省によるとね、そのフィルターを付けたら放射性物質は99.99%除去できる。とか言うんですけど、 そんな夢のようなフィルターがあるんやったら、それで全部の原発を覆ってくれたらいいじゃないですか。 小出: もちろんそうですね。 ただ、原子力発電所の場合はですね、排気系統に高性能フィルターというのが付いていまして、 そのフィルターによる放射能の除去試験というのを毎年の定期検査でやることになっています。 そして、基本的には高性能フィルターが設置されているのであれば、99.99%取れると私は思います。 ですから、焼却施設にも高性能フィルターに匹敵するようなフィルター。 高性能フィルターは熱に弱いものですから、焼却炉の排気系にそのままではつかないと私は思います。 その場合にはセラミックフィルターとか、別のフィルターがありますので、 いずれにしてもそれを付けて、現場でテストをしなければいけません。 環境省等がそうなっているという、なる筈だと、そんな事でやるのではなくて、 水野: 机上の話じゃなくて本当に取れるのかどうか、99.99%。 あー、そういう、実際にそれを付けてどうなるのかという事を抜きに、受け入れの基準の数値だけ決めても 小出:ダメだと思います 水野:これは住民の方々の不安を払しょくする事はできそうにないという事になりますね 小出:そうです 水野: もうひとつね、小出先生、これはいたし方ないから焼却は覚悟してやるしかないんだというご意見だと思うんですが、 反対論の方がたもいらっしゃる訳で、 小出:もちろん、沢山おられます。 水野:そうですね、 例えば神戸大学の山内和也先生、この番組でもお話ししていただきましたが、 試算をなさいました。 たとえ99.99%除去できたとしても、あまりにも多くの量の瓦礫を処理しなければいけないんだと。 そうすると一日に120トンのペースで計算したら、 1年間焼却を続けると、およそ44万ベクレルが大気中に放出されると。 焼却を続けるっていう事は放出量も増加するんだっていうご意見なんです。 小出:山内さんの試算44万ベクレルとおっしゃったんですか、 水野:はい 小出: もしそうだとすればですね、 一つの焼却施設から1年間に44万ベクレルの放射性セシウム137が大気中に出て行くよということですね。 それは大気中に出れば空気に乗って流れて行って、あちこちに汚染を広げる訳ですね。 ただし、みなさんに考えて欲しいのですけれども、 福島第一原子力発電所の周辺には1平方メートル当たり何100万場くれるという汚染がすでにあるのです。 水野:1平方メートル当たり何100万ベクレル。 小出:そうです。 飯館村にしてもそうです。1平方メートル当たり何10万ベクレルという汚染があるのであって、 仮に何処かの焼却炉で焼却して1年間に44万ベクレルが空気中に出てきたとしても、 言葉が大変悪いかと思うけれども、「それがいったい何なんだ」と言いたくなってしまうのです。 水野:それくらいもう、福島近辺はものすごい 小出:モーレツに汚れています 水野:ものすごい汚れ方だという訳ですか 小出: そうです 子どもも含めて被ばくを今しているのです。 水野:ん・・・・・・・ そこは本当に私自身も悩んで、小出先生の言葉でも受け入れにくいところなんです。 ど、どうしたらいいのか、解らないというのが私の今の答なんですね。 小出:はい 水野: また、大阪の悩みの一つとしてこれ、灰を海へ埋め立てるという話があるそうなんですよね 小出: 埋めてはいけません。 1kg当たり8000だろうが2000だろうが海に埋めるなんていう事はやってはいけなくて、 これも私は何度もこの番組でも聞いていただいたけれども、 それはもともと東京電力の所有物なんですから、 各地の自治体が引き受けるのではなくて東京電力に返すべきものだと思います。 近藤: あのー、先生ね、 海へ埋めるという事はおかしい、そして焼却する場合にも相当な設備がいると、 しかしですね、こういうふうに自治体が遠くからでも声を上げて引き受けるっていうことの意味がね、 それなりに、何でしょう、先生も理解は出来るわけでしょ? つまり、福島へそのまま放っておいていいっていう訳じゃないですよね。 小出: 私はそう思うのです。 近藤: で、東京がまず引き受けるって言ってやったんですよね。 そうすると、他に次々声が上がって入れれば問題ないんだけど、ないから大阪がやると。 こういう今の流れでしょ。 そうすると、それ自体は先生、一つの方向性としてはOKなわけですか? 小出: 東京がですね、排気系統のテストもしないまま燃やしているということに、 私は抗議したいと思っています 近藤:あぁ、そういう問題がある訳ね。 小出: はい。ですから、 住民をきちっと守れるという事が分からないかぎりは、やってはいけない事なのであって、 東京もやってはいけないし、 近藤: なるほど、私のところ引き受けますと言って手を上げても、 住民を守れるという前提がないとダメだという事ですね 小出:そうです。 ですから、排気系統を「現場でテストをしない限りはやってはいけない」と私は言っています。 水野: だから放射性物質の数値だけで受け入れるのか受け入れないのか という事を今まで論じ続けてきているところが多いんですけれども、 現場で本当に守れるのかどうか、 具体的なフィルターというものがあるわけですから、 「やるべきことはある」っていう事ですよね。 それをやるかどうかが非常に大切だというのが小出先生のご意見のようです。 どうもありがとうござました。
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