http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/161.html
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太平洋産の大型魚の放射能汚染を測定したところ、ベニザケから放射性セシウム、ヨウ素は検出されなかったものの、
ストロンチウム90が65ベクレル/kg検出されたということです。
水産業界系サイトなので、FDAの基準の半分以下で安全であると強調していますが、かなり高い値であり、とても無視できません。
「カナダBC州野生サーモン BC Wild Salmon」 (バンクーバー食品放射能モニタリング 2015/6/1)
http://vancouvermonitoring.blogspot.ca/2015/04/bcbc-wild-salmon.html
(引用元)
Japan Radiation Test Results - 4th Round (Vital Choice Wild Seafood & Organics 2014/1/9)
https://www.vitalchoice.com/shop/pc/articlesView.asp?id=2115
Japan Radiation Test Results - 5th Round (同 2015/1/16)
https://www.vitalchoice.com/shop/pc/articlesView.asp?id=2231
記事の一部を抜粋引用します。
-----(引用ここから)-----
Japan-Radiation Test Results: 5th Round
We’ve tested our seafood for a fifth time … and again received very reassuring results
1/16/2015
Late last fall, radiation-detection experts at Eurofins Laboratories and SGS Laboratories analyzed samples of our primary wild Alaskan and Pacific seafood products.
去年の晩秋にユーロフィンズラボとSGSラボが私たちの主流商品である野生のアラスカ・パシフィックシーフードの放射能を分析した。
They looked for traces of the four radionuclides that are the only unsafe radioactive elements released in significant amounts from the stricken nuclear plant: cesium-134, cesium-137, iodine-131, and strontium-90.
彼らが探したのは、福島原発から大量に放出された危険な放射性要素のみの痕跡。セシウム134、セシウム137、ヨウ素131そしてストロンチウム90。
As we expected, the 5th round of tests found none of these four key Fukushima-related radionuclides in any of our fish samples.
予測どおり、5回目の検査で福島由来の鍵となるこれらの放射性核種はどの魚のサンプルにも見られなかった。
The sole exception was that traces of strontium-90 were detected in a sample of sockeye salmon. Those traces fell below the the FDA safety limit, as detailed below.
唯一の例外はベニザケから微量のストロンチウムが検出されたこと。これらの値はアメリカ食品医薬品局(FDA)の安全限界を下回っている。
Cesium-134 None detected (<1.0 Bq/kg*) 不検出 (1 bq/kg以下)
Cesium-137: None detected (<1.0 Bq/kg). 不検出 (1 bq/kg以下)
Iodine-131 None detected (<2.0 Bq/kg). 不検出 (2 bq/kg以下)
Note: Iodine-131 decays to totally safe forms within about two weeks after its creation in a nuclear plant.
注:ヨウ素131は原発から発生した後約2週間以内に完全に安全な状態に崩壊している。
Strontium-90: None detected in king salmon, halibut, or albacore tuna. Sockeye salmon contained 1,760 pCi/kg of strontium-90, which is less than half (41%) of the FDA’s safety limit (DIL) of 4,300 pCi/kg.
ストロンチウム90:キングサーモン、オヒョウ、ビンナガマグロからは検出されなかった。ベニザケからは1760pCi/kg (65.12bq/kg)、FDAの安全限界の半分以下、41%のストロンチウム90が検出された。
-----(引用ここまで)-----
興味深い結果です。
2014年1月の測定では、セシウム、ストロンチウムとも全く検出されなかったものの、
1年後の測定では、ベニザケからストロンチウムが検出されました。
これは、食物連鎖によりストロンチウムが濃縮されつつあることを示唆しています。
セシウムが検出されないのは、ストロンチウムほど生体濃縮されにくいからだと考えられます。
ストロンチウムは骨に蓄積されますが、汚染されたプランクトンを小魚が食べ、さらにそれを
中、大型魚が丸ごと捕食するのですから、どんどん濃縮されていくのも理解できます。
これからはっきり言えることは、少なくとも水産物の汚染検査はセシウムだけでは不十分であり、
ストロンチウムの測定をしなければ安全かどうか判断できないということです。
また、ストロンチウムが蓄積しやすい頭部、内臓、骨を除いて測定するのも不適切であり、
全部込みで測定しなければなりません。
これらの部位は、肥料や家畜飼料にも使われるのです。
山本太郎議員が訴えている通り、きちんとストロンチウムの測定をするよう、政府に要求する必要が
あります。
残念ながら、太平洋の魚の汚染はこれからどんどんひどくなり、やがて食べられなくなるでしょう。
そして日本は、巨額の漁業補償・損害賠償を太平洋沿岸各国から求められることになるでしょう。
(関連情報)
「政府の「食物連鎖なし」信用できるのか 魚の放射性物質「濃縮」問題」
(ドキッ!プロ奴隷だらけの水泳大会 2011/5/22)
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak47/msg/202.html
「徹底追及 水産庁「魚は安全」捏造していた 国民の命と安全を何だと思っているのか(週間現代)」
(阿修羅・赤かぶ 2011/5/25)
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/691.html
「水産庁水産物放射性部室の調査は片手落ち-半減期8日ヨウ素より凶悪なストロンチウムを検査せよ」
(民兵 2011/7/30)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/912.html
「汚染水流出 太平洋の魚は食べるな! (日刊ゲンダイ)」 (阿修羅・赤かぶ 2013/8/27)
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/277.html
「魚を食べるのは自己責任になりました (生きるため)」 (阿修羅・赤かぶ 2013/9/18)
http://www.asyura2.com/13/genpatu33/msg/632.html
「ストロンチウム90からどう身を守ればいいのか(カレイドスコープ)」 (阿修羅・赤かぶ 2014/3/15)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/795.html
「ストロンチウム90の危険性から目を背けさせようとする人々(カレイドスコープ)」 (阿修羅・赤かぶ 2014/3/22)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/102.html
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