16. 一主婦 2015年5月27日 03:01:03
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こちらに、新しく小出先生に関するスレットが出来たのですね。 前のスレットで「いかなる星の下で」さんから頂いたコメントに対するお返事を差し上げなければと思っていたのですが、そのスレットから「いかなる星の下で」さんのコメントが消去されてしまっていましたので、コメントを諦めていましたが、改めて小出先生専用のスレットが立ち上がりましたので、こちらに返事をさせて頂きます。私の小出先生に対する見方が間違っているとのご指摘でしたね。それで、あなたが示してくださった森啓太郎氏と小出先生の対談ビデオを遅れてしましたけれども視聴しました。先の私のコメントはカイドレスコープのブログの動画を観てのコメントでした。多分同じ小出先生の発言ですから動画によって内容は違わないと思っていましたが、想像通りでした。やはり先生の発言は、この事故が起きてしまった後の、この日本の現実を見た上での発言ですから、カイドレスコープの動画と内容は違っていませんでした。 前置きが長くなりましたけれども、やはり小出先生の発言は間違っていないと私は思います。対談相手の森氏の発言も間違ってはいませんね。ですけれども森氏の発言は「理想論」で固められています。「大切な親や大切な知人には大人であっても汚染された食物は食べさせたくない」と言う森氏のご発言。そして「福島での第一次産業や日本での汚染地帯の第一次産業も止めさせたい」「汚染した土地には住んで欲しくない」という森氏のご意見。まさしく正論です。私もそうです。子供にはもちろん大人だって汚染されたものは食べる事は嫌です。それが出来る現実だったならば・・・ この動画でも、小出先生は「私だって本当は、汚染されたものは食べたくないです」とおっしゃって「ですけれど、この、私たちの住む日本はレベル7の原発事故を3基の原子炉が起こしてしまって、日本全土が汚染されてしまったのです。チェルノブイリの11倍の汚染をしました]とおっしゃっていますね。そして、質問者の方へのお答えでも[日本はもう汚染され尽くしているのです、大人が食べるしかないのです]とおっしゃっています。 小出先生は「どんな小さな数字の放射能汚染でも、それは人間には毒になる」言うお考えの先生なのです。その先生が、まるで反対方向の発言「大人が汚染されたものを食べるしかないのだ]と言う結論になったのは、やはりこの日本の現実は理想論が当てはめられない状態に来てしまっている事を知っていらっしゃるからだと思います。止むに止まれず仕方なくその様な結論になったのだと思います。理想論は、この日本の状態にはもう当てはまらないのだと思います。言ってしまえば、理総論は、蒙古の日本の状態では、無責任な綺麗事になっているのだと思います。 日本中の土地は多かれ少なかれ汚染されてしまっている。そしてソ連とは何十分の一の国土の狭さです。瓦礫の全国処理も国の狭さやカレキがどかせられなければ、復興がままなら無いと言う状況の現実があったなら、瓦礫全国処理も仕方のない方法だったと思います。でも、そのためにはしっかりとした除去装置を施してという小出先生の現実を踏まえたご意見は一つの方法論だったと思います。私は、先生の発言は理解できます。現実は理想論では片付かない状態だったのだと思います。 第一次産業も事故前の基準値を当てはめたなら、おそらく日本の殆どの土地が作付け不能の土地になってしまうと思います。国の食物自給率と水は、国を成す為の一番基礎になる大切なものだと聞きました。その国の自給率が少ない事はその国の強弱の一番の基になるとも聞きました。日本の自給率はたった30パーセントらしいですね。正確には20数パーセントらしいです。この国は事故前から、国の基礎になる食物自給率が極端に低い、危うい国だったのなのですね。 自給率をもっと増やさなければ安心な国営にはなら無いと言うことらしいですが、そんな中で起こったこの大惨事。この事故によって日本全土が汚染れてしまいました。これでは、更に自給率が減ってしまいます。小出先生の「第一次産業を守りたい」の発言も、この日本の汚れた現実を見たうえでの発言ですから、間違ってはいないと思います。小出先生はいつも「私はこう思っています」と言うおっしゃり方をなさっていますから、コレは小出先生のお考えで、強制しているわけではないと思います。 小出先生は「規制自体が嫌だ」と、おっしゃっていますね。国が勝手に基準値を挙げて「ここまでは安心だから食べろ」という基準値を定めるのは反対とおっしゃっています。そうでは無くて、東電や国にしっかりと測量をさせて、全部の食品にその表示させて欲しいとおっしゃっています。そして、国が安心を勝手に決めるのではなく、消費者・国民が判断する事が大切とおっしゃっています。私もそれに賛成です。勝手に基準値を引き上げて安心と騙されるより、個人個人の判断にまかされるほうが良いと思います。 ただし、この日本の食物は多かれ少なかれ汚染されていますから、子供に汚れの無いものを食べさせる為には、大人が汚れた食物を引き受けるしか方法がないのだという先生のお考えも間違ってはいないと思います。質問にありましたがそうすると、汚れの無い食品は、数の関係から値段が高くなってしまいますし、お金持ちが優先的にその汚れないものを手にいれる事が出来てしまうと思います。「原発とは、弱者を踏み台にして成り立つ」という事がこの場合にも当てはまってしまいますね。小出先生もその方の質問に「仕方がないのです。その様な社会なのです」と答えられていましたね。 ですけれど、私は、小出先生には「子供を救う」と言う視点で、もう一歩踏み込んだお答え、子供には優先的に汚染の無い食物を与える提言をして欲しかったと思います。「大人が優先的に汚染食品を食べる」と言う提言では足りません。結局は「お金持ちが優先的に汚染の少ない食物を手にする」という事になると思いますから、20歳以下の子供を育てている家庭には、国が何らかの手を差し伸べるべきと思います。例えばホワイトフーズで食品を安く買える様に「ホワイトフーズの測量済み食品券」を配るとかの提言をして欲しかったと思います。それぐらいの事は国にやってほしいとも思います。希望する子育て家庭の避難移住の費用も国にして欲しいと思います。 福島の、農家の方々への作付けに関しても、小出先生は「どうしても、作れ無い地域はやはりあります。そこはダメですけれども、それ以外の福島での作付けは、そこで農業を続けたいという人には作っていただき、その食物は捨てる為に作っていただくのではなく流通させて、大人が引き受けるべきと私は思う」とおっしゃっています。 原発の為に生業の農業を捨てさせたり、そのしわ寄せを農家の人々にもさせてはいけないという事だと思います。もちろん汚染はされていますけれども、汚染されたものは大人が引き受ける。それも計測し表示し流通させるという事のようですから、国の基準に合わないものは流通できないはずですし、買う側が選ぶ事も可能です。コレも現実に照らした先生のお考えの一つですから、問題ある発言とは思いません。 先生は、強制してはいません。どの発言も「私は思う」と言う発言をしていますし、森さんに「強制はし無いで下さい」と言われて[あっ、すみません]と謝られていました。そして[私はそう思っているのです]と言い直されていました。理想としては、輸入した汚染されていない食物を子供も大人も食べる方法があると森氏が発言しましたが、小出先生はそれには反対されていました。輸入で日本人が汚染されないものを食べて、日本で作られた汚染された食物を貧しい発展途上国の方々に押し付ける事になるので、それは反対だとおっしゃっていました。 先生お話を聞きますと、日本だけではなく世界中の誰もが、この原発事故のしわ寄せをして欲しく無いと言う公平さが覗えます。日本が起こした事故で日本に責任がある、世界の貧しい国にそのしわ寄せは向けてはいけないという事だと思います。そして日本で起こした事故なら、その責任ある大人が汚れてしまった国土で作られた汚染食品は食べて、数少ない汚染の無い食品は「子供に」与えたいという事だと思います。先生のお考えに私は賛同できます。 森さんと小出先生の対談は、ここで対立している私たちの場合と同じだと思います。小出先生の「大人は食べろ」と言う事に集約される考え方は「現実論」で、森氏の発言は[理想論]だと思います。どちらも、間違ってはいないのだと思います。ですけれど、その理想が今、この事故が起こってしまって核燃料がメトルスルーしてしまい、どのような状態になっているのかも把握できず、何度も地下で臨界を繰り返している現状の状況に当てはまるものなのでしょうか? 小出先生は、現在も毎日毎日一平方当り何万ベクレル以上の放射能が出続けていて、それがこの後も何十年も続くとおっしゃいました。海への汚染水もこの後何十年も流し続ける事になるのですから、海は広いといっても理想論はもう当てはまらないのだと思います。先生は、理想を当てはめた
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