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http://31634308.at.webry.info/201505/article_13.html
2015/05/13 22:37
このブログでは、「もんじゅ」のことについて、口を極めて、技術のいいかげんさ、管理のいい加減さを書いてきた。何を書いていたかというと、「もんじゅ」の研究、開発をやっている技術者、管理者は、もう高速増殖炉というものをあきらめていると。さらに言えば、高速増殖炉を本気で運転しようとすれば、それこそまた重大な事故を起こすことを知っていると思っている。
その考えを強く支持するのが、以下の原子力規制委員の大甘の田中委員長の言葉である。原発再稼働には寛大な田中委員長であるが、その委員長が「もんじゅ」のいい加減さを、「もう話をするのも嫌になるほど、いろいろな問題が起きている」と言っている。従業員がモラルハザードを起こしていると考えている。
技術的には、とんでもなく難しい。原発は水を使って原発の熱で沸騰させ、その蒸気でタービンを回す。しかし、高速増殖炉は、プルトニュウムを核分裂させ増殖させるため、途轍もない熱を出すので、沸点100℃の冷却水では追いつかない。そのため、金属ナトリュウムを使う。これは通常は固体である。それが高温で溶けて、液体状態になる。その溶けた金属ナトリュウムを、長距離の複雑な配管で流すのである。考えただけで、ぞっとするほど危険だ。
その実験中、金属ナトリウムが配管から漏れだして大事故を起こし、それ以来、稼働していない。この金属ナトリウムは水を掛ければ、水と反応して大爆発を起こす。そんな危険な代物なのである。実際にやっている技術者自身がその恐ろしさを最もよく知っている。世界中でやっているのは日本だけである。
ただ、2兆円近いお金を投資しているし生活も掛っているので、止めるに止められないと考えている。自分達から止めるとは言えないのであろう。あと何兆円を掛けても、実現は困難となっている。「原発」をゼロにするれば、「もんじゅ」の存在意義がなくなる。早くそうしないと、国税が吸血鬼に吸われるようにいつまでも流れ続けていく。
もんじゅ点検漏れ「もう話するのも嫌」…規制委
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150513-OYT1T50137.html?from=ytop_main2
2015年05月13日
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)で大量の機器点検漏れが見つかった問題で、原子力規制委員会は13日の定例会合で、原子力機構が再発防止策などをまとめた報告書について「信頼性に疑問を抱く」と指摘、見直しを求めた。
もんじゅは現在、規制委から運転再開の準備停止命令を受けている。これを受け、機構は昨年末、再発防止策などをまとめた報告書を提出していた。
ところが、規制委が3月に保安検査を行った結果、冷却水を通す配管の劣化具合を点検する方法などが不適切だったことが判明。原子炉等規制法に基づく保安規定違反と認定した。
規制委の田中俊一委員長はこの日の会合で、「もう話をするのも嫌になるくらい、いろいろな問題が起きている」と機構を非難した。
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