http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/708.html
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「森のセシウム 土壌が遮蔽」 50年前核実験の影響調査 (東京新聞 2015/4/20)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015042002000260.html
【ウィーン=共同】一九五〇〜六〇年代に世界各地で集中的に実施された大気圏核実験によって森林に降下した放射性物質セシウム137は河川や海などへはほとんど流出せず、五十年以上、森林の土壌内部にとどまっているとする研究結果を東京大の三浦覚(さとる)特任 准教授がまとめ、ウィーンの学会で発表した。
セシウム137の半減期は約三十年で、東京電力福島第一原発事故でも広範囲に飛散。日本の森林は急斜面が多く、雨量も多いため土壌と共に流れ出る ことが懸念されるが、三浦氏は「適切に森林が管理されれば、セシウムの森林外への流出は起こりにくいとみられる」と話している。
三浦氏は二〇〇六〜一〇年に日本全国で採取された森林土壌のうち三百十六地点の試料を解析。セシウム137の濃度は一平方メートル当たり平均約一・七キロベクレルで、大気圏核実験で一九七〇年一月までに降下した総量から半減期を考慮して導き出した結果とほぼ一致した。
また、二〇一四年三〜四月、福島県田村市の森林でセシウム137の土壌中の分布状況を調査した結果、事故で降下したセシウム137は表層五センチ以内にとどまっていることが判明。全国三百十六地点の結果と比較したところ、大気圏核実験で降下したセシウム137は五十〜六十年かけて地中を約五センチ 深く移動したとの分析結果が得られた。
三浦氏は「土壌の遮蔽(しゃへい)効果で空間線量率は下がるが、キノコなどがセシウムを吸収する懸念は依然残る」としている。
-------(引用ここまで)------
これは、表層5cm以内に留まっていればいいなぁ、という夢、願望であり、科学的な分析とは言えません。
セシウムがどのくらいの深さに留まるか、あるいは流出するかは、土壌や地形、降水量によって
大きく左右されるはずです。
以前、ドイツのジーデントプフ博士は、インタビューで、
「放射性物質は1年に2cm地下に沈む。ベラルーシではすでに地下50cmぐらい」
と答えていました。
「これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します (独・ジーデントプフ博士)」
(拙稿 2011/12/29)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/694.html
深く沈めば、根から吸い上げられて樹木が汚染されます。
もちろん地下水も汚染されるでしょう。
ある福島県庁職員はこう言ったそうです。
「阿武隈川の底は原子炉なみで、とても公表できません」
(原発問題 2013/2/17)
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/023ae7d2ee9b432d494ca2eb34b5d6bb
もしセシウムが流出しないのなら、阿武隈川の川底がそんなに汚染されているわけがありません。
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