http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/588.html
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産経新聞が、今回の福井地裁による高浜原発再稼動差し止めに、
ゼロリスクを求めては、車は走れず、航空機も飛べないと述べている。
「高浜異議申し立て 迅速に決定を覆すべきだ」 (産経新聞 2015/4/16)
http://www.sankei.com/column/news/150416/clm1504160003-n1.html
「(中略)
決定は、高浜原発に対する規制委の審査内容をことごとく否定し、新規制基準に対しては「適合していれば万が一にも深刻な災害は起きないといえる厳格さ」を求めた。いわば、ゼロリスクの証明を迫ったものだ。
だがゼロリスクを求めては、車は走れず、航空機も飛べない。一方で決定は、再稼働を認めないことによる経済的リスクや地元への影響などには言及していない。(以下略)」
原発は、事故が起きたら広大な範囲の土地が汚染され住めなくなるから、
車や航空機とは比較にならないほど高い安全性、信頼性が求められる。
ところが現実はどうか。
世界には約430基の商業用原発がある。
スリーマイル島、チェルノブイリで各1基、そして福島で4基と、この35年の間に、6基もの原発が
致命的な事故を起こしている。世界の全原発の実に1%を超える。
このほかに、あわや大惨事、危機一髪という事故が数え切れないほどある。
考えてみてほしい。
100台に1台の自動車が、爆発炎上したり、ブレーキやハンドルが働かなくなって大事故を
起こすとしたら、あなたは安心して自動車に乗るだろうか?
おそらく自動車の黎明期にはその程度のレベルだったのかも知れないが、現在の車は
比べものにならないほど安全性・信頼性が向上している。
100台に1台も大事故を起こしていたら、自動車会社は巨額な賠償のためすぐに倒産してしまうだろう。
今までの原発の事故実績を見れば、自動車よりもはるかに安全性が劣ると断言できる。
「ゼロリスクを求めては云々」などと偉そうなことを言うのは、原発の安全・信頼性が
せめて自動車レベルになってからにすべきであろう。
もっともその日は永遠に来ない。原発の安全性向上は絶対に不可能だからだ。
その理由はこの投稿に書いた。
「原発の安全性向上は絶対に不可能 -- その5つの理由」 (拙稿 2012/7/23)
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/793.html
原発が爆発するたびに、広大な地域が居住不可能になる。
このまま稼動を続けていれば、やがて地球上に住める場所はなくなるだろう。
そうならないためにも、一日も速く世界の全原発を廃炉にすべきであることは論をまたない。
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