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福島第一原発沖5kmの海底土、断続的に高濃度セシウム。2月は2300ベクレル。海底のホットスポットか(?)(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=50882
4月 2nd, 2015 Finance GreenWatch
原子力規制委員会の公表によると、東京電力福島第一原発沖の海底土から、1kg当たり2300ベクレルの高濃度のセシウムを検出した。同地点は一定期間をおいて、セシウム濃度が急増、拡散する状態が続いており、放射性汚染物質の断続的な放出の疑いが出ている。
高濃度のセシウムが検出されたのは、福島第一原発隣接港湾から東へ約5km沖合に出たところのT-9地点。1月8日の採取調査では102ベクレルと他地点より低かったが、ほぼ一か月後の2月4日の調査では、22倍の2300ベクレルに急増した。同一地点でのこれほどの急造は、汚染物質が継続的に蓄積したというより、一気に汚染水の塊が流れ込んだ可能性がある。
また今回の調査では乾土率が40.1%と低く、100%に換算すると5750ベクレルに上昇する。セシウムの海底ホットスポットが急速に形成されているといえる。
同地点ではそれ以前は、10~100ベクレル程度の低い水準が続いたが、昨年9月1日に今回とほぼ同じ2270ベクレル(乾土率42.1%)を記録、その前も低水準が続き、4月7日に1510ベクレル(乾土率48.7%)などと、一定の期間を経て、急増と低下の繰り返しが続いている。
こうした傾向が何を意味するのかは現時点では不明。だが、一定期間をおいてセシウム濃度が急増することは、断続的に汚染物質が海底に滞留し、その後、波や潮の変化などで拡散している可能性がある。定期的な調査が必要だが、国による調査分析体制は十分にとられていない。
http://radioactivity.nsr.go.jp/en/contents/10000/9615/24/280_20150330.pdf
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