http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/387.html
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「渡良瀬遊水地で春告げるヨシ焼き」 (下野新聞 2015/3/23)
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20150323/1906296
渡良瀬遊水地に春の訪れを告げるヨシ焼きが22日、同所で行われ、オレンジ色の炎がヨシ原を次々と覆っていった。
ヨシの生育促進や病害虫の駆除などを目的に実施。午前8時半にヨシ原の各所で火が放たれると、パチパチという音とともに徐々に炎が広がり、立ち上る黒煙が青空を覆い尽くした。付近の土手では大勢のカメラマンが連なり、盛んにシャッターを切っていた。
東京都江東区の会社員柳龍夫さん(52)は「風がもう少し強ければ炎の勢いが違っただろうが、ここでしか見られない景色を楽しめた」と話していた。
主催する渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会によると、この日は1万1千人の見物客が訪れた。ヨシは予定の1500ヘクタールのうち、8割の1200ヘクタールが焼けたという。
----(引用ここまで)-------
「平成27年 渡良瀬遊水地ヨシ焼きのお知らせ』(渡良瀬遊水地 3/22 5:51更新)
http://watarase.or.jp/report/detail/24
山火事が起きないよう細心の注意を払っているウクライナやベラルーシの人たちが聞いたら
卒倒するようなニュースです。
栃木県栃木市の渡良瀬遊水地周辺は放射能汚染がひどく、ヨシ焼きは2013年までは
中止していたのですが、2014年から再開しています。
そのときの再開検討の詳細がこちらにあります。
「渡良瀬遊水地ヨシ焼き再開検討協議会からのお知らせ」 (利根川上流河川事務所)
http://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo00145.html
「渡良瀬遊水地ヨシ焼きの再開を判断しました」
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000086240.pdf
----(引用ここから)------
放射線量等の測定結果とそれに対する
埼玉大学大学院理工学研究科 井上教授、永澤教授からの専門家見解
@渡良瀬遊水地内の空間放射線量率
地上5p : 0.06〜0.16μSv/h 平均値0.10μSv/h
地上1m : 0.05〜0.15μSv/h 平均値0.09μSv/h
(平成24年12月27日、28日、平成25年1月16日、17日 62箇所測定)
●これは、周辺地域の空間放射線量率と同程度です。
Aヨシ及び下草(乾燥後)に含まれる放射性セシウム濃度
89〜258 Bq/kg (5試料) 平均値139Bq/kg
(平成25年1月16日採取)
(空間放射線量率の高かった箇所から試料採取した結果です)
●この放射性セシウム濃度から計算される外部被ばく量は、24
μSv/年となり、自然放射線量である約2.4mSv/年(2,400
μSv/年)に比べ十分小さく安全上問題ありません。
Bヨシ及び下草(焼却灰)に含まれる放射性セシウム濃度
550〜930 Bq/kg (5試料) 平均値754Bq/kg
(平成25年1月16日採取)
(空間放射線量率の高かった箇所から試料採取した結果です)
●焼却作業中の灰を吸い込だ場合の内部被ばく量については、
1時間の作業で2.8μSvと推定され、自然放射線による年間
被ばく量の1/1,000程度と十分小さく、安全上問題ありません。
----(引用ここまで)------
実にいい加減な判断です。不勉強な御用学者に意見を聞いても無駄です。
セシウムは671℃で気化し、呼吸により容易に体内に取り込まれ、
一部は血管に入って各器官、とくに心臓に蓄積し心不全を引き起こします。
100Bq/kg以上は放射性廃棄物として厳重に保管しなければならないレベルです。
そんなものを大量に燃やしたらどうなるか、想像するだけでぞっとします。
また測定しているのはガンマ線だけです。
溶融燃料が外界に吹き出したため、ウラン、プルトニウム、ストロンチウムといった
アルファ、ベータ核種の汚染もひどいのですが、一切測定していません。
溶融燃料が冷えて丸く固まった「地獄玉」が遠く静岡まで飛んでいることを、NHKですら認めています。
野焼きをすれば、こういった微粒子が舞い上がり広範囲に拡がり、人間の体内にはいり込みます。
おそらく、ヨシ焼きの関係者、見物人、周辺住民は大量に被ばくしてしまったことでしょう。
無知は本当に恐ろしい。
東北、関東では野焼き、山焼きは厳重に禁止すべきです。
関西でも、汚染芝などが出回っているので油断できません。
いくら危険性を訴えても強行する場合は、一時的にでも遠くへ避難すべきでしょう。
絶対に近寄らないこと、風下には行かないこと、煙を吸い込まないことです。
(関連情報)
「福島、夜空焦がすたいまつの炎 『松明あかし』 (Infoseek)」 (拙稿 2014/11/8)
http://www.asyura2.com/14/genpatu41/msg/166.html
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