http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/375.html
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「低線量被曝の健康影響に新説 物理学者から挑戦状 関西の物理学者グループに聞く」
(日経新聞 2015/2/2)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO82580080Q5A130C1000000/
「低線量の放射線が人体に与える影響について、関西の物理学者グループが新仮説を提唱している。福島県からの避難者支援などに取り組むNPO法人・知的人材 ネットワーク・あいんしゅたいん(京都市)の坂東昌子理事長と和田隆宏・関西大学教授、真鍋勇一郎・大阪大学大学院助教らだ。低線量の放射線を浴び続けて も、影響は累積せず一定の範囲内にとどまるとみる。福島第1原子力発電所事故がもたらす健康影響をめぐる議論に一石を… 」
詳細はこちら (らい あ facebook 2015/2/1)
https://www.facebook.com/sucha.para/posts/606674912798293
「低線量被曝の健康影響に新説「モグラたたきモデル」(量子ビーム応用工学領域 真鍋勇一郎 助教)」
(大阪大学工学部 環境・エネルギー工学科 2015/2/2)
http://www.see.eng.osaka-u.ac.jp/topics/media/1120.html
「日経新聞電子版(2015年2月2日掲載)の「科学記者の目」に真鍋勇一郎助教ら(量子ビーム応用工学領域)の研究が取上げられました。
記事は「低線量被曝の健康影響に新説 物理学者から挑戦状 関西の物理学者グループに聞く」 と言う題名で、真鍋助教たちが昨年末に日経新聞編集委員滝順一さ んより取材を受けた内容を記事にしたものです。取材では、真鍋助教らが2011年以降、放射線の生体リスクを定量評価するための数理モデルの研究を進めて 来た経緯や、その成果として、低線量放射線の長期被曝のリスクは被曝時間に比例して増えるのではなく、ある一定の範囲内に留まるという「モグラたたき」モデルを提唱したことを話しました。今回掲載された記事では数理モデルの概要と成果、その社会的インパクトが取上げられております」
-------(引用ここまで)----------
LNT(Linear Non Thread 直線しきい値無し)モデルは、線量の上昇に伴い、がんや白血病などの
リスクが比例して増える、また線量がどんなに小さくてもリスクはゼロにならない、というモデルです。
米国科学アカデミーが、世界各国の数十万人の原子力施設労働者を追跡研究した結果、
LNTは正しく、被曝量とガン死に強い相関があり、また低線量被曝にこれ以下は安全であるという
しきい値は存在しないことも明らかになっています。
また、短期間の相当量の被曝より長期間の低線量被曝のほうが危険だということも判明しています。
これらは、BEIR(Biological Effects of Ionizing Radiation)というレポートにまとめられています。
原子力推進団体と御用学者は、しきい値以下なら安全、あるいは逆に健康によい(ホルミシス効果)などと
主張してきましたが、これらは科学的に完全に否定されています。
それで今度は、線量が一定なら細胞の修復が追いつく、リスクには天井がある、
毎時1マイクロシーベルト浴び続けてもリスクは増えないと、とんでもないことを言い出したようです。
この研究を担当しているのはこの3人です。
坂東昌子
元日本物理学会会長 愛知大学名誉教授
http://leo.aichi-u.ac.jp/~bando/private_info/profile.html
和田隆宏
関西大学・システム理工学部 物理・応用物理学科教授、理学博士
http://gakujo.kansai-u.ac.jp/profile/ja/1524bb0edff%28GdCb89b0df62560.html
真鍋勇一郎
大阪大学・工学研究科 環境・エネルギー工学専攻,助教、理学博士
http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/view?l=ja&u=4392
例によって物理学者、理学博士だけです。
「このままでは原子力を推進できなくなります、なんとかして下さい」と
涙目の原子力推進団体からの依頼で、こうだといいなぁ、という夢、願望を
語っているだけと思ってよいでしょう。学説、新説というレベルではありません。
医学的考察はゼロ。医学の知識なしにリスク判断ができるわけがありません。
放射線医学専門家からの反応は芳しくないそうです。当たり前でしょう。
まず自分や家族が実験台になり、毎時1マイクロシーベルトの高汚染地域で生活して、
何も起こらないことを証明していただきたいものです。
国立大学はもちろん、私立大学にも私学助成金が税金から支払われています。
血税がこんなデタラメな研究に使われるのは許せません。
低線量被ばくは健康によいというホルミシス効果も、結局、正しいということが証明できず、
研究が放棄されました。
この研究も早晩、同じ道をたどることでしょう。
(関連情報)
「フェアウィンズ・アソシエーツ アーニー・ガンダーセン氏 アップデート 2012年1月17日」
(拙稿 2012/1/18)
http://www.asyura2.com/12/genpatu20/msg/316.html
「電力中央研究所がホルミシス効果を否定、研究放棄、白旗降参!」 (拙稿 2014/7/5)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/195.html
「物理学者や化学者が、なぜ『健康に問題ない、安全だ』と主張できるのか」 (拙稿 2014/8/4)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/607.html
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