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MOX燃料訴訟 原告の訴え退ける 佐賀[NHK]
3月20日 21時53分
使用済み核燃料を再処理して作る「MOX燃料」は安全性に問題があるとして、市民グループが佐賀県の玄海原子力発電所で使わせないよう求めた裁判で、佐賀地方裁判所は「燃料は国の基準を満たし、危険性は認められない」として訴えを退ける判決を言い渡しました。
「MOX燃料」は、原発で使われた核燃料からプルトニウムを取り出して作る燃料で、平成21年、全国で初めて佐賀県の九州電力玄海原発3号機で使われました。
玄海原発3号機は今は運転を停止していますが、佐賀県や福岡県などの130人で作る市民グループは、MOX燃料を使って再稼働すると燃料自体が壊れ事故が起きるおそれがあるなどとして、燃料を使わせないよう求める訴えを起こしました。
これに対し九州電力は、安全性に問題はないとして全面的に争っていました。
20日の判決で、佐賀地方裁判所の波多江真史裁判長は「MOX燃料は、国の基準を満たしており危険性は認められない。原告は、使用後に長期間にわたって原発に留め置かれると事故が起きるおそれがあるという主張もしているが、具体的ではない」として、訴えを退けました。
MOX燃料を原発で使う「プルサーマル」は、全国の原発から出るプルトニウムを再利用するため国が推進している核燃料サイクル政策の柱と位置づけられていて、玄海原発3号機はMOX燃料を使う前提で再稼働の審査を受けています。
判決について九州電力は「玄海原発3号機でのMOX燃料の使用について、安全性を確保しているという主張が認められ妥当な判決だと考えています。今後とも、さらなる安全性・信頼性向上への取り組みを進め、玄海原発の安全確保に万全を期してまいります」というコメントを出しました。
判決のあと市民グループの石丸初美代表は「到底納得できるのではなく、この不当判決を断じて許すことはできない。プルサーマルの危険性について引き続き追及すべく、行動していきたい」と述べ、控訴する考えを示しました。
また、冠木克彦弁護士は「今回の裁判では、企業秘密だとして九州電力側からデータが十分に提出されなかった経緯がある。そうしたなかで、原告の訴えを退けるのは、不当だ」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150320/k10010022901000.html
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