全国に48基ある原子力発電所のうち、福井県にある美浜原発1、2号機や敦賀原発1号機など合わせて5基を廃炉にすることが明らかになりました。40年前後が経って老朽化していることや発電の出力が小さく、運転を継続してもコストに見合わないと判断したためで、福島第一原発以外の廃炉の決定は原発事故以来、初めてとなります。

　関西電力・八木誠社長：「総合的に勘案した結果、本日、廃炉とすることを決定した」
　福井県・西川一誠知事：「プラントの廃炉に向けた健全性を確認して頂きたい」
　廃炉を正式に決めたのは、関西電力の美浜原発1、2号機と日本原電の敦賀原発1号機の3基です。関西電力の八木社長は17日、福井県の西川知事を訪問し、報告しました。廃炉が決まった3基は出力が最新の原発の半分以下と小さく、運転を継続しても採算が合わないと判断したということです。また、中国電力の島根原発1号機と九州電力の玄海原発1号機も18日、廃炉を決定する見込みです。しかし、廃炉によって出た廃棄物を受け入れる処分場がないため、廃棄先の確保をどうするのか今後の課題です。

すべての原発を廃炉にするまで、絶対、手を緩めてはいけません。

＜日本の商業炉は４３基に＞

関電などは今後、経済産業省と原子力規制委員会に廃炉に関する届け出や申請を行う。１８日には中国電力(9504.T: 株価, ニュース, レポート)島根原発１号（松江市）と九州電力(9508.T: 株価, ニュース, レポート)玄海原発１号（佐賀県玄海町）の廃炉も決まる見通し。この結果、４年前の東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)福島第１原発事故の発生前は全国に５４基あった商業用原子炉が４３基に減ることになる。

今回の判断以前に国内で廃炉が決定済みの原子炉は、日本原電の東海原発（１９９８年３月末営業運転停止）と中部電力(9502.T: 株価, ニュース, レポート)浜岡原発１、２号機（２００９年１月運転終了）に、福島第１の１─６号機を加えた計９基。中部電によると、浜岡１、２号の廃炉は約３０年の長期にわたる。

＜小規模炉が廃止対象に＞

福島事故を契機に改正された原子炉等規制法では、原発の運転期間を原則４０年に制限しながら、原子力規制委員会の認可を条件に２０年間を上限に１回だけ運転延長が認められる。

このルールの運用として、規制委は運転開始から４０年前後の原発について４０年を超えて運転させる場合は、今年４月から７月までに規制委に運転延長を申請するよう求めている。

対象は７基で、昨年１０月、小渕優子経済産業相（当時）が廃炉にするか運転延長を申請するかの判断を電力業界に求めていた。

７基には、関電高浜１、２号も含まれるが、関電は同２基について運転延長申請に必要な「特別点検」を１２月に着手し、再稼働を目指す姿勢を鮮明にした。同社は１７日、高浜１号（運転開始から４０年）・２号（３９年）のほか、運転開始から３８年の美浜３号について新規制基準適合性審査を規制委に申請した。

国内の原子炉は大きいものだと１基当たりの出力が１３５万キロワット規模だが、今回廃炉となる５基は３０万─５０万キロワット台と規模が小さい。新規制基準に適合させるための追加投資しても、それに見合う経済メリットが見いだせないとの判断が廃炉決定の主要因だ。

＜会計制度変更が廃炉促す＞

廃炉の経営判断に向けて、経産省が関連の会計制度を変更したことも電力の背中を押した。

関電の場合、廃炉費用を積み立てる解体引当金の見積もり額６７０億円（１３年度末）のうち、１４０億円（同）が積み立て不足の状態だが、１３年１０月の制度変更により不足額を一括で処理する必要がなくなり、今後、６─８年かけて引き当てしていく。

今年３月に導入された制度では、繰り延べ処理できる対象資産を拡大。従来の制度だと関電は２８０億円の費用を一括計上することを迫られたが、今後、廃炉関係資産に振り替えて１０数年間にわたり償却していく。このため、当面の決算への影響は軽微だという。

＊写真を追加します。

(浜田健太郎)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0MD0JT20150317?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true

　　ヌケシャシャと　４０年も使って　恩着せがましく　廃炉

　　穢多が考える事は　損得感情　廃炉で何年かかる　

　　核汚染廃棄物の糞ゴミは　もちろん敦賀市　美浜町　が　最終処分地

　　　　金だけ貰って他所で、処分は世間がゆるさない

、

　菅義偉官房長官は１７日の記者会見で、関西電力と日本原子力発電が原発計３基の廃炉を正式決定したことについて「原発依存度を可能な限り低減していく政府の基本方針があって、各電力会社が判断することだ」と述べ、政府方針に沿ったものとの認識を示した。

　また菅氏は、廃炉に伴い発生する低レベル放射性廃棄物の処分について「発生者責任の原則の下に、事業者が処分場所の確保にしっかりと取り組む必要がある」と述べた。【木下訓明】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000076-mai-pol

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20150317/3255511.html

正直言って、今頃5基廃炉決定かい？って思うよ。

全部廃炉しなければならないに決まってるでしょ。

そんなおっかない物。
そんな危険な物。
そんな始末に負えない物。

ただ決めるだけでも4年も懸かっていたんじゃ、30年や50年じゃ廃炉なんか出来ないだろうよ。

2016年に就役する予定で、建造費が１兆円以上と言われ金に糸目を付けずに作った最新鋭の原子力空母でも５０年で終了。

経済効率も考えつつ４０年前という昔に作られた原発の稼働延長は自殺行為です。

周りを見渡しても、４０年前の電気製品や自動車は動いていないし、ビルも建て替えが始まってます。

だから何？
「５０年間の核燃料の交換が不要」だから何だっての？

耐用年数にかかわらず燃料交換が何年に一回だって、何も変りはない。
原発なんてもともと全部やっちゃいけないものだったのだ。
「５０年間の核燃料の交換が不要」だとしても、使用済み燃料はやっぱり出る。
神ならぬ人間は必ず人為的ミスを犯すもの。
自然の脅威はしばしば人間の考えをはるかに凌駕する。

そういうバカみたいな事を言う前に、その使用済み燃料を何処へ始末するつもりなのか、もし事故になったら、誰が保障をするのか、失った命や健康や財産をどうやって被害者に返せるのか、を先に述べるべき。