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グレゴリー・ヤッコ氏は、NRC:アメリカの原子力規制委の3.11当時の、委員長だった人。NRCは、アメリカでも最優秀な人材の集まりとして知られる。誇り高く、良識のある組織として定評。
NRCは、早い段階から、福島原発の3号機爆発は、原子炉核爆発であると判断・推定している。(フェアウィンズのガンダーセン代表は、使用済み燃料プールの核爆発だとしている。この2つの見解のいずれかでないと、上空にあれだ)けの黒煙が超音速で爆発を起こすことはない。)
この後継者の、現NRCマクファーレン委員長(女性)は、「使用済み核燃料の処分方法が明示されない限り、一切の原発の新設、再稼働は認めない」ことを決定した。
一方で、日本の場合、原子力委員会と原子力安全委員会の二つで、アクセルとブレーキといわれていた。原子力委員会は政治家主導で、歴代、原発推進側の大物政治家が委員長となる。それに対して、ブレーキの側の安全員会は、学界出身なので政治家に頭が上がらず、実際はブレーキのきかないクルマだった。政治主導の原子力委員会にブレーキをかけた試しはなかった。
その役割が逆転し始めたのが、もんじゅ事故前後。旧動燃の事故隠しなどで、失墜した権威と火中の栗をあえて拾おうという政治家はいなくなったので、政治家ポストだった原子力委員会は学者の手に委ねられた。
そしてアクセルのはずが、なにもしない原子力委員会となり、なにもしないかわりに、ブレーキ役の安全委員会が極力ブレーキを踏まないことになった。
この頃から、ブレーキ役というのはすでに「真っ赤な嘘」で、既存原発の可動に関してはなんでもスルーの安全委員会となった。現行の規制庁はその安全委員会の名残り、というべきか、恥の上塗りをしまくって、やたらと分厚くなった壁をもつ行政機構に膨れ上がった。原子力に特徴的な焼け太りのビジネスモデルそのものとなった。
◆以下は、世界の地震震源地と、原発の場所をマッピング化したもの。日本国以外は原発を震源地(活断層の上)に建設していないのが一目瞭然。いかに日本の状況が危険かが理解できる。
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