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311の事故を甘く見ていないか?
4年目を迎えた本日、311の事故関連の番組がテレビで放送されていますが、どうも違和感があります。何もテレビがおかしいというわけではなく、日本と言う社会全体が、どうも現状を甘く見ているのではと思えてしかたないのです。
1.福島第一原発事故は、二つの側面があります。一つは地震と津波と言う自然の驚異の結果の事故ということ。もう一つは、明らかに故意に事故を悪化させた人たちが居て、その証拠は例えば、電源車のプラグが合わなかったからと言って電源車が使われなかったことなど。そして、そのどちらについても、きちんとした事実認識がされていません。
2.低線量被曝、特に放射性微粒子による被曝がほとんど注目されていないません。年間1ミリシーベルトという被曝基準は、放射線源が環境から隔離されていて、ガンマ線だけを人体が浴びている状態での基準。しかし、例えば福島市では、大気中を放射性微粒子が飛び交っていて、それを空間線量計で測っているのです。もし、地面や建物の壁に付着したものだけの線量であれば、線量計の表示はあまり変動せずに狭い範囲で収まるはずですが、現実にはかなり変動しています。固定型の線量計は1時間で平均しているのであまり変動は出てこないのですが、携帯型の線量計は計測ごとに値を表示するものが多く、こういった線量計は常時値が変動します。いわば、ガンマ線を浴びるだけでなく、ガンマ線源に直接接触しているのが今の日本です。たき火で温まっているときに、一定の距離を置けば心地よいのですが、それでも火の粉を浴びてしまえばそれなりに大変でしょう。同じことで、体全体としては被曝量はたいしたことがなくとも、体内に入った微粒子により、周辺の細胞は集中してかなりの期間放射線を浴び続けるので、そういった細胞がおかしくなるのです。これの影響は今後5年とか10年でどんどんと出てくるはずです。肺炎で亡くなったというような報道がよくありますが、これの本当の原因は肺への被曝ではないでしょうか。そして、心不全なども呼吸が困難になった結果である場合が多いはず。肺と目と鼻が影響を受けやすいはずです。これらの影響がどう出ているかを福島県は保健統計として発表しているのでしょうか。
3.311の事故後のマスコミ報道が全く変わりました。事件報道が変わってしまっています。殺人事件とか行方不明事件とか、明らかにでっち上げ事件が頻発していて、これは将来、そういった事件が当たり前に起こるように社会が変化することを暗示しています。
4.2011年の秋ごろにIAEAの人たちが福島第一原発のサイトを見に来て、その時に、「日本は今後長期停滞するだろう」というようなことを発言したという報道があったと記憶しています。彼らは今後日本で何が起こるかを知っていたわけです。
5.「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある通り、ある程度豊かな環境があってこそ、穏やかな生活を送ることが出来るのです。食物が、燃料がないとき、人々の振る舞いは変わります。既に経常赤字は定着しつつあります。少子高齢化が進み、階層化がどんどんと進みつつある日本の今後がどうなるか、とても危惧しています。
2015年3月11日21時20分 武田信弘
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