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東電福島原発事故後4年間で、東京都に降り注いだセシウム量は約39兆ベクレル。都民一人当たり292万ベクレルの被ばく計算(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=50450
3月 11th, 2015 Finance GreenWatch
東京電力福島第一原発事故後、4年が経過したが、その間、東京都に降り注いだセシウム量は総計で約39兆ベクレルに達することがわかった。
東京都の測定データによると、月間のセシウム降下量を4年分合わせると、1u当たり1万7822ベクレルになる。事故直後の2011年3月にセシウム134、137とも1u当たり8000ベクレル以上が降下し、翌月4月も290、280ベクレルと3ケタの濃度を記録した。その後は、漸減しているものの、全国の降下量調査では東京都は常に5位以内に入っている。
この1u当たり1万7822ベクレルのセシウム降下量を、東京都の全面積2188㎢に広げると、約39兆ベクレルとなる。さらに、この総量を東京都の人口1335万人で割れば、一人当たり292万ベクレルが割り出される。
事故直後の東京には、半減期の短いヨウ素も、3月は月間1u当たり2万9000ベクレル、4月は50ベクレル、5月に3.0ベクレルの降下がそれぞれあった。東京でのヨウ素の降下量データの検出は事故後のこの3か月に限定されるが、都全体では63兆ベクレルに上った。
東京に降り注ぐ放射性物質は、事故後当初は福島県からの飛来したものが大半とみられる。だが、その後は、事故後に東京都周辺を含む山林部に降り注いだ雨で汚染された森林の落ち葉や生活廃棄物等が、その後の焼却によって、二次的に空中に再拡散されて降下する形に転じて降下し続けている可能性が高いとされる。
福島県では東京や他の首都圏の県よりも、桁違いに膨大な放射性物質が降り注ぎ、現在も継続している。しかし、東京を含む首都圏においても、4年にわたって、これほど膨大な放射性物質が降り注ぎ、これからも引き続き降下が続くとみられている。こうした長期的被爆の人体の健康影響について、国も自治体も、早急に監視と点検を進める必要がある。
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/mon_fallout_data_1month.html
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