http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/248.html
Tweet |
竜田一人氏の自画像と実際の原発作業員(写真は東京電力提供)
女性が増えた…原発ルポ漫画「いちえふ」作者が見た最新現場
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/157977
2015年3月11日 日刊ゲンダイ
東日本大震災から4年。汚染水処理の問題など、福島第1原発は、いまだに収束していない。果たして、現場の様子はどうなっているのか。先月、原発で働く作業員によるルポルタージュ漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(2)」(講談社)を出版した作者の竜田一人氏(50)に、福島原発の現状を聞いた。
2012年6月から半年間、原発構内の休憩所管理や建屋の配管補修に従事した竜田氏。昨年、1年半ぶりに「1F(福島第1原発)」で働いた。敷地内外の変化を感じたという。
「敷地内で一番変わったのは、女性が増えたことです。以前も、東電の社員や取材の方で女性はいましたが、ごくわずかでした。今回は普通に見かけるようになった。おそらく東電の社員だと思います。1年半前はオッサンしかいなかったので、雰囲気は変わりますよね。男性作業員同士で<今日、見たよ>とか話題にしています。線量や世間の空気を考えて、女性の事務職員を入れてもいいよ、という雰囲気になったのではないでしょうか」
昨年は7月と10月の2回現場に入り、トータルで約3カ月間働いたという。一番驚いたことは、爆発で上部が吹き飛んだ3号機原子炉建屋の姿だったという。
「建屋上部にあった瓦礫がなくなって、建屋カバーが付き、平らになっていた。あそこで働いている者のひとりとして、こうやって工事が進んでいるのを見ることができるのはうれしいですね」
■「会話はパチンコと下ネタです」
周辺では汚染水を保管するタンクなどの施設が増えた。交通量が増えた影響からか、道路の中央分離帯にあった木が切られ駐車場になったり、街路樹の桜の木も切られてしまったという。
「緑が減っているんですよ。ちょっと殺風景になっていて寂しいなと思います」
作業員は、地元出身者が多いようだ。
「人が増えましたね。働いている人の数が12年と比べて倍になっているそうで、狭苦しい。暑いし、臭いし。人が増えても、衛生面は以前と同じ。作業員の方も相変わらず地元の人が大半で会話も特に変わらないです。だいたい、パチンコや下ネタなので(笑い)」
原発をめぐっては、東京電力の隠蔽体質が問題視されるなど、まだまだ問題も多い。ただ、現場は改善されつつあるという。
「原子炉建屋に行く装備は相変わらず厳重なので変わってませんが、構内の移動は全面マスクをしなくてもよくなっています」
廃炉まで、あと100年かかるといわれている。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素42掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。