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「小中学校の3割で『震災前と比べ子供の心に変化』」 (NHK 2015/3/4)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150304/k10010003831000.html
東日本大震災で被害が大きかった岩手、宮城、福島の3県の小中 学校、500校余りにNHKがアンケートを行ったところ、震災発生から4年となる今も、子どもたちの気持ちの浮き沈みが激しかったり、落ち着きがなかった りといった、心の状態の変化を感じている学校が3割を占めることが分かりました。専門家は、「仮設住宅での暮らしが長期化していることによるストレスな ど、子どもたちの震災の負担は続いており、保護者も含めた支援が必要だ」と話しています。
このアンケートは、ことし1月から2月にかけて、岩手、宮城、福島の沿岸部の市町村にある公立小中学校、710校を対象に行い、75%に当たる531校から回答を得ました。
この中で、東日本大震災の発生から4年となる今、震災前と比べて、子どもたちの心の状態に変化が見られるか尋ねたところ、「大いに変化が見られる(3%)」と「どちらかというと変化が見られる(30%)」が合わせて33%を占めました。
「変化が見られる」と答えた学校に、どのような変化か、複数回答で尋ねたところ、▽「気持ちの浮き沈みが激しい」が最も多く43%、▽「落ち着きがない」が37%、▽「保健室に来る子どもが増えた」が18%、▽「暴力的な言動が目立つ」が16%などでした。
そ うした変化の要因として考えられるのは、▽「親の別居や失業など家庭環境の変化」が最も多く46%、次いで▽「長引く仮設住宅での暮らし」が38%、▽ 「部活動や外遊びが十分にできない」が22%、▽「将来への不安」が18%、などでした。また、専門的な心のケアを受けている子どもは3県で2500人余 りに上り、震災が影響しているとみられる不登校の子どもが少なくとも153人いることも分かりました。
アンケートでは、「震災3年を経過してか ら、地震や津波を極端に嫌がるようになった児童がいる」とか、「いまだに生活の見通しが立たないことで、保護者が不安定になり、それが子どもにも影響して いる」といった記述が見られ、子どもたちの心のケアと合わせて、家庭への支援の必要性を指摘する意見が相次ぎました。
震災が子どもたちの心に与え た影響を調査している国立成育医療研究センターの藤原武男部長は、「仮設住宅での暮らしが長期化していることによるストレスなど、震災の負担が続いている ほか、保護者も経済的、精神的に厳しい状況に置かれていて、その影響が出始めている子どももいると思う。子どもたちの心の状態をしっかり把握して、保護者 を含めた支援を行うことが必要だ」と話しています。
被災地の学校では心のケア
被災地の学校では、子どもたちの心のケアに取り組んでいます。
126人が通う岩手県宮古市の津軽石中学校は、震災で津波が校庭まで押し 寄せました。自宅を流されるなど被災した生徒は3分の1に上り、今も9人が仮設住宅で暮らしています。生徒たちからは「疲れ」や「体調不良」を訴える相談 が相次いでいて、これまで十分こなすことが出来ていた学校の宿題や部活動の練習などについていけない生徒がいるということです。
学校では、震災後 にさまざまなストレスにさらされてきた生徒たちが、これ以上の負担に耐えられなくなってきていると考えています。このため生徒の負担を少しでも和らげよう と、授業の進め方を見直しました。通常、黒板に向かって並べる机をコの字型に配置し、互いの顔が見えるようにしました。授業では必ず4人1組で話し合う時間を設けています。その結果、何でも言い合って、ストレスや悩みを打ち明けられる雰囲気になったといいます。
また、今年度から体調や気分がすぐれ ないときに過ごすことができる部屋を3部屋設けました。この部屋にはソファーや本が用意され、1人で勉強したり、教職員に相談をしたり、休んだりすること ができます。部屋を訪れる生徒からは「仮設住宅ではなかなか眠れない」とか、「親がいつもイライラしている」といった相談が寄せられているといいます。
こ うした取り組みの結果、震災後、学校を休みがちになっていた生徒も今では登校できるようになっているということです。3年生の男子生徒は「心のケアをして くれるのはすごく助かると思います」と話していました。津軽石中学校の長島香乃子副校長は「震災の影響で保護者の仕事が変わるなど落ち着かない状況にあ り、子どもにも影響しているのではないか。仮設住宅での生活も続くなど生徒たちの状況は完全に回復しているわけではなく、生徒一人一人の気持ちを理解しな がら、寄り添っていきたい」と話しています。
------(引用ここまで)-------
例によって、子どもの心の変化を仮設住宅生活のストレスのせいにしていますが、
攻撃的、活動過多、情緒不安定、衝動的行動、注意散漫、行動障害、学力低下といった症状は、
ベラルーシ、ウクライナでは、チェルノブイリ事故直後、そして現在の子どもにも見られ、
明らかに放射能被ばくの影響です。
ベラルーシ、ウクライナでは、まず子どもを汚染が少ない場所に移住させ、
汚染食品を食べさせないよう厳重に注意を払った上で、心のケアを行なっているのであり、
超汚染地域に住まわせたまま、とんでもない被ばくをさせておいて、心のケアをしたところで
何の効果もありません。
(関連情報)
「エレーナ・トルスタヤ准教授の講演会『福島の子どもの心のケア』のまとめ」
(Oak-to-all-relations 2013/8/21)
http://d.hatena.ne.jp/torufujita/20130821/1377066808
「福島の子どもの心のケア」 (Facebook・花崎恵美子さんのノート 2013/8/21)
https://www.facebook.com/notes/emiko-hanasaki/8月20日に講演を聴きに行きましたテーマは放射能汚染地域における子どもの心のケアでした子どもたちが早くストレス状況から抜け出せるように早急に大人が避難とケアを進/426308464152403
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