05. 知る大切さ 2015年2月26日 15:56:58
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>01 「不安の解消」どころか「不安は不要」にしたい勢力が この委員会にも専門部会にもコメントを追えばいるように感じます。難解な鈴木節を話す鈴木眞一氏はその筆頭! 専門部会の西村氏の発言も相当怪しい。 17回目議事録のURL貼り忘れてました。 http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/103396.pdf 2順目の今回 A1から2名(ガンの疑い?宣告)でています 更に検査結果の出た60505人中、A1からA2を飛ばしてB判定になってしまった子供はBの27.8%の127名もいます B判定の99.9%は結節(シコリ)です。 要するに僅か最長3年短いと僅か1年でA1(結節なし)が突如5.1mm以上の一時判定がでています。
またA2の割合も1巡目42.7%から2巡目57.0%に悪化しています。 A判定 (A1)結節や嚢胞を認めなかったもの[64.2%] (A2)5.0mm以下の結節や20.0mm以下の嚢胞を認めたもの
B判定 5.1mm以上の結節や20.1mm以上の嚢胞を認めたもの 福島県の甲状腺ガンは2013年の知見と合致してますかね? http://d.hatena.ne.jp/warbler/20130324/1364103703 2013-03-24 甲状腺がんの特殊性と福島県で実施されている甲状腺検査の診断基準について 健康, 医療 SYNODOS JOURNAL に寄稿した記事から、一部抜粋して加筆修正しました。 http://synodos.livedoor.biz/archives/1955905.html 癌と関連する健康診断をして二次検査をしましょうと言われると、誰でも不安になるものです。二次検査をして「癌ではなく良性腫瘍(良性病変)なので、今後様子を見ましょう」と言われても、「良性だったけど、今後癌になるかも」と解釈してしまい、心配になってしまうかも知れません。 基本的には甲状腺の良性腫瘍(良性病変)が癌化することはありません。甲状腺の良性腫瘍の大半は組織細胞の過形成による腺腫様甲状腺腫で、本質的には腫瘍とは違ったものです。腺腫様甲状腺腫の経過を観察していると、中には増えたり減ったりと変化する症例もあるそうです。 これまでスクリーニングが広く行われていなかっただけで、若い人が知らずに甲状腺癌を持っている事例も多いと思われます。甲状腺癌は、比較的若い層にも多くみられます。北海道大学の医学部で学生実習の担当をしていた人の話によると、学生にお互いに甲状腺エコーの練習をさせていたら、4年間で学生約400人(大半は20代前半)から要精査が5〜6人、甲状腺癌が2例見つかったそうです。 甲状腺癌の種類で最も多いのは甲状腺乳頭癌で全体の8〜9割です(乳頭というのは組織学的構造の名称で、癌細胞が乳頭状に配列するのでそう呼ばれています)。次いで多いのが甲状腺濾胞癌で1-2割弱。チェルノブイリのケースでも事故後に増えたのは甲状腺乳頭癌が主でした。 「若い人は癌の成長が早い」というのが悪性腫瘍の一般論ですが、甲状腺癌には当てはまらず「予後良好因子」の1つに「若年発症であること」が挙げられます。成長の遅いタイプがむしろ若年発症型に多く、治療成績も良好です。参考として甲状腺乳頭癌の危険度分類を示します。 <甲状腺乳頭癌の主な癌死危険度分類法と予後> (MyMed:甲状腺癌 より http://www.mymed.jp/di/v7c.html?PHPSESSID=95e591d64c3ff0826e60437aa4f9e0c7 ) 成長が早く悪性度の高いタイプの癌は一次検査である超音波エコーでの見た目も異常になります。成長が早い癌は、周囲の組織への明らかな浸潤が見られるなど、検査上もいかにも「悪性病変」という形態を示すので、そういうものは経過観察にはならず、直ちに二次検査を要するものに分類されます。 甲状腺癌のほとんどの種類は非常に長い期間をかけて増大しますので、しばらく経過観察をしても手遅れになる心配はありません。先に述べた様に進行の早い悪性の癌は特徴的な異常があるので判別できますし、そういうものが経過観察になることはありません。また、甲状腺の結節自体は非常にありふれたもので、ほとんどが良性です。 前の記事に書いたことを繰り返しますが、『日本における甲状腺腫瘍の頻度と経過−人間ドックからのデータ』の「甲状腺腫瘤および癌の頻度」の項には、甲状腺は、剖検によって初めて発見されるラテント癌(潜在癌)の多い臓器であると解説されています。 (ラテント癌:死因とはならなかったがん。がん以外の原因で亡くなった人を解剖したときに、 初めて発見される微小がん。進展速度が比較的緩やかながんが該当し、その代表例が前立腺がん,甲状腺癌で、存命中はがんの症状も現れていないし、本人もがんであったことなど気づいていない。 癌用語辞典より) フィンランドでは、剖検例の35.6%に甲状腺癌が発見されているとありますが、高い割合ですね。 がんになっても気が付かずにそのまま放置されているケースが多いのが甲状腺という臓器の特徴なのです。 放射性ヨウ素は医療目的にも使われるため、長年の研究によって内部被曝に伴う人体への影響はかなり明らかになっています。 チェルノブイリのケースでは事故の4〜5年後から子ども達の間で甲状腺癌の増加が確認されています。 今の段階では原発事故発生後2年程度しか経っておらず、もし癌が見つかったとしても甲状腺癌の成長の遅さを考えると発症が早すぎますので、原発事故との関係は薄いと推定されます。 福島県が実施している甲状腺検査は原発事故発生から3年後になる平成26年4月以降から本格的な検査を開始予定とのことです。(チェルノブイリのケースでは事故後4〜5年後から明かな増加が見られたので、それを目安にしていると思われます)この本格的な調査からが大事になってきます。定期的に継続した検査をしていき、現在よりも甲状腺異常が増えてくるかどうかがポイントになります。 現在行っている一巡目の調査は、ベースラインを知るためのものです。 現時点で異常なしの人達も、何年か後に変化が現れる可能性はあるので、継続して検査を受けていくことが大切です。 ■福島県が実施している甲状腺検査での診断基準は次の様になっています。
平成23年度 甲状腺検査の結果概要(平成24年3月末日現在) http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240612shiryou.pdf A判定 (A1)結節や嚢胞を認めなかったもの[64.2%] (A2)5.0mm以下の結節や20.0mm以下の嚢胞を認めたもの B判定 5.1mm以上の結節や20.1mm以上の嚢胞を認めたもの C判定 甲状腺の状態等から判断して、直ちに二次検査を要するもの A1、A2判定は次回(平成26年度以降)の検査まで経過観察 B、C判定は二次検査 A2判定は、わずかな所見はあるけれど正常範囲内のもので、約30%の人に見られるようなものです。 B判定でも、基本的には良性であるケースが多いと考えられます。 (参考)原発事故後の福島県内における甲状腺スクリーニングについて http://www.fmu.ac.jp/univ/shinsai_ver/pdf/koujyousen_screening.pdf 最近では、超音波検査機器の向上から10mm以下の微小癌が多数発見されるようになってきましたが、極めて予後が良いものが多いために、甲状腺被膜外浸潤、リンパ節転移、遠隔転移、遺伝性甲状腺がんなどが否定される場合には直ちに手術をせず経過観察をおこなうこともあります。 また、福島の検査では嚢胞のうち充実性部分を含んでいる場合には、一部に悪性を疑うことがあり、結節性病変に分類されています。 (参考)福島県県民健康管理調査における甲状腺超音波検査について http://www.env.go.jp/jishin/rmp/conf-health/b02-mat02.pdf P19 嚢胞について P20 嚢胞と結節 <追記> 福島県立医大の放射線医学県民健康管理センターの甲状腺検査解説動画です。 http://fukushima-mimamori.jp/thyroid-examination/explanation-video/
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