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自民刷新本部の最高顧問・麻生氏と菅氏は派閥巡り相違…「議論活発化しすぎれば亀裂」懸念の声/
読売新聞 によるストーリー
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%88%B7%E6%96%B0%E6%9C%AC%E9%83%A8%E3%81%AE%E6%9C%80%E9%AB%98%E9%A1%A7%E5%95%8F-%E9%BA%BB%E7%94%9F%E6%B0%8F%E3%81%A8%E8%8F%85%E6%B0%8F%E3%81%AF%E6%B4%BE%E9%96%A5%E5%B7%A1%E3%82%8A%E7%9B%B8%E9%81%95-%E8%AD%B0%E8%AB%96%E6%B4%BB%E7%99%BA%E5%8C%96%E3%81%97%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8C%E3%81%B0%E4%BA%80%E8%A3%82-%E6%87%B8%E5%BF%B5%E3%81%AE%E5%A3%B0/ar-AA1mx3pK?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=8d0ade8b204c4dfb8015c281d3c8acdf&ei=30
自民党派閥による政治資金規正法違反事件を巡り、岸田首相(自民党総裁)が「政治刷新本部(仮称)」の最高顧問に麻生副総裁と菅前首相を起用する方針を表明したことが波紋を呼んでいる。派閥会長を務める麻生氏に対し、菅氏は無派閥で、両氏の派閥を巡る考えは異なるとされる。議論の展開次第では、党内対立が生まれかねないと懸念する向きもある。
首相は5日、党本部で開かれた仕事始めで、「国民の信頼を回復し、政治の安定を確保し、重要政策を進めていかなければならない。政権与党の真価が問われる」と危機感をあらわにした。この後、首相は首相官邸で記者団に「政治刷新本部を通じて、政治の信頼回復のために党一丸となって取り組む」と強調した。
首相は4日の記者会見で、〈1〉派閥パーティーの党による監査〈2〉パーティー券代金の原則振り込み〈3〉派閥のあり方に関するルール作り〈4〉政治資金規正法改正――などに言及。派閥自体については「本来の目的から外れ、カネとかポストを求める場になっていたのではないか」と踏み込んだ。
首相が政治改革への意欲を示す中、注目を集めたのが麻生、菅両氏を政治刷新本部の最高顧問に据える人事だ。
麻生氏は首相の政権運営を支える「後ろ盾」的な存在で、首相も内閣改造・自民党役員人事などの重要局面で助言を仰いできた。党内第2派閥の麻生派(56人)を率いており、派閥については、新人議員教育などの面で存在意義があると考えているとされる。
これに対し、菅氏は首相と距離がある。派閥には属しておらず、派閥に対して否定的な立場だ。捜査の進展次第では派閥への批判がさらに高まる可能性があり、首相には、改革に向けた菅氏の実行力に期待している側面もあるとみられる。
首相は政治刷新本部での幅広い議論を期待する。ただ、「議論が活発化しすぎれば亀裂が生じかねない」(党幹部)と懸念する声もある。具体的な改革に踏み込みつつ、結束を維持できるかどうかは首相の指導力次第と言えそうだ。
政治刷新本部は総裁直属機関で、来週にも党内に設置される。首相が本部長を務め、月内に中間とりまとめを行う。首相は側近で岸田派に属する木原誠二・幹事長代理を幹部で起用するほか、二階派の小倉将信・前少子化相を事務局長に充てる方向で調整している。
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