http://www.asyura2.com/15/gaikokujin2/msg/698.html
Tweet |
被選挙権の年齢制限と供託金は「差別」か? 問題はなくはないが…/小林節・日刊ゲンダイ
公開日:2023/04/23 06:00 更新日:2023/04/23 06:00
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/321997
和歌山県内で街宣中の岸田文雄首相にパイプ爆弾を投げて失敗した青年が、現行の立候補制限(年齢と供託金)が「差別」であるとして、国家賠償請求訴訟を提起して1審で敗訴していた。
24歳の「大人」でも、参院議員選挙には立候補できない。また、300万円の供託金は普通人が立候補を断念せざるを得ない高額である。だから、それらを「差別」だと感じる者がいることは事実であろう。
しかし、憲法は、この問題について次のことしか定めていない。国民には参政権がある(15条)、国民は差別を受けない(14条)、国会は二院制である(42条)、選挙制度は国会自身が定める(47条)、選挙に参加する資格について差別してはならない(44条)。
だから、選挙制度については国会に広い裁量権が与えられている。その上で、二院制の趣旨に照らして、「再考の府」の役割が期待される参院には、衆院以上に熟議ができると推定される年長者が好ましいと考えるのも自然である。従って、参院議員の立候補資格年齢は衆院議員より5歳高く設定されている。
また、立候補の際の供託金を低く設定すると、「表現の自由」だけが目的の者が立候補しやすくなり、かえって公正な選挙の妨げになることが、経験上、推定される。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。