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「ひきこもり大国」ニッポンはどうなるのか? 理由と対策を専門家に聞いた/日刊ゲンダイ
日刊ゲンダイDIGITAL の意見 ? 昨日 14:02
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%B2%E3%81%8D%E3%81%93%E3%82%82%E3%82%8A%E5%A4%A7%E5%9B%BD-%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%90%86%E7%94%B1%E3%81%A8%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%82%92%E5%B0%82%E9%96%80%E5%AE%B6%E3%81%AB%E8%81%9E%E3%81%84%E3%81%9F/ar-AA19USM1?ocid=hpmsn&pc=EUPP_LCTE&cvid=1a991727cb23466b819e65efa2312f86&ei=15
3月末、生産年齢人口(15歳から64歳)でひきこもり状態の人は50人に1人だと政府が公表した(推計で146万人)。「ひきこもり大国」となった日本。一体どうなるのか。どうすればいいのか。専門家に聞いた。
「現場からすれば、実態はもっと多いのではないかという感覚です」
そう話すのは、日本で唯一のひきこもり家族の全国組織「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」副理事長の池上正樹さんだ。池上さん自身も弟のひきこもりと死を経験、家族会の発足当初から関わり、数千人の話を聞いてきた。
2016年の15歳から39歳、19年の40歳から64歳の調査では合算すると推計115万人以上だったが、今回は15歳から64歳で146万人と増加。さらに40歳から64歳では男性の数を女性が上回った。この結果を池上さんは次のように分析する。
1つは、今回は郵送・オンライン調査だったため回答しやすかったこと。前回は対面調査。対面だと、深刻なひきこもり状態にある人ほど、自身のひきこもりを否定する傾向があるという。
2つ目はコロナの流行。女性のように、もともと弱い立場の人は雇用を切られ、意欲を失い(調査時点では)そのまま社会に戻れなくなったとみられる。また、もともと生きづらさを抱えていた人がコロナ禍でますますメンタルが不安定になったことも考えられる。
3つ目は退職者・失業者の増加。リストラされたり、事業縮小などで仕事がなくなったりして働く意欲を失い、生きていてもしょうがないと考えがちになる。それは定年退職者も同様で、会社という所属先がなくなると同時に人間関係も失い、孤立感を深めていく人もいる。
引きこもりへの誤解と政府の失敗
最近はテレビドラマでもひきこもりやニートを自然に受け入れた作品も目立つ。それでもひきこもりについて誤解や偏見は消えない。
「行政は便宜的に線引きするので、家族以外の関係がなく、コンビニに出かける程度などと位置づけます。しかし実際には家族会の調査でも8割の人は出かけています。健康維持のために体を動かす必要もありますから。よく海外メディアから取材を受けますが、個性のひとつと考える国では日本ほどひきこもりを問題視しておらず、引きこもっている側もそれほど生きづらさを感じていないそうです。ひきこもりの実態は、人とのつながりや社会が怖いということです。社会が危険で自宅以外に安全・安心な場所がないから、生き延びるため、自分の命を守るため、自宅に退避しています。社会に絶望し、生きることをあきらめているけど、自殺はしていない状態とも言え、ひきこもりは自殺予備軍という言い方もできます」(池上さん、以下同)
調査結果では40歳から69歳までのひきこもりの9割に就労経験があった。この社会での経験がひきこもりのきっかけにもなる。
正社員に戻れず不安定な仕事を転々としているうちに、だんだん自分は社会から必要とされていないと考えるようになり、チャレンジをあきらめ絶望するのだ。
また、もともと集団生活が苦手だったり、人間関係になじめないという人もいるが、学校や会社などで集団生活をした際に、パワハラ、セクハラ、暴力、暴言などで傷つけられる経験をしたことで社会に戻れなくなる人も多いという。
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