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ゼレンスキー氏 日本の国会での演説で岸田首相の「安倍離れ」加速か/ニューポスト7・msnニュース
2022/03/21 11:15
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3月23日に国会でオンライン演説をする予定のゼレンスキー大統領(共同通信社)© NEWSポストセブン 提供 3月23日に国会でオンライン演説をする予定のゼレンスキー大統領(共同通信社)
ロシアによる侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領が、3月23日に日本の国会でオンライン演説する調整が進められている。米国や英国、ドイツなどの議会でオンライン演説し、巧みなスピーチによって支持を広げているゼレンスキー氏。西側諸国の結束が強まっていくことに、戦況が思い通りにならないプーチン大統領も焦りを感じているとみられる。そうしたなか、日本の国会での演説内容やその影響にも、注目が集まっている。
もともと俳優・コメディアンだったゼレンスキー氏の“表現力”がここにきて、ロシアと対峙するうえでの大きな武器となっている。ベテラン政治ジャーナリストはこう言う。
「米国の議会に対する演説では『真珠湾攻撃』を持ち出し、ドイツの議会には『ベルリンの壁』を引き合いに出すなど、ターゲットに刺さるような工夫が凝らされた演説をしている。スピーチライターも優秀なのだろうが、訴えかけるゼレンスキー氏の話術によるところも大きい。日本人は当然、真珠湾攻撃よりも広島・長崎への原爆投下や旧ソ連による満州侵攻、シベリア抑留のほうがよっぽど酷いことだと考えている人が多い。23日の演説は、そうしたポイントに訴えかける話が入ってくるのではないか。
ゼレンスキー氏は2019年のウクライナ大統領選で当選するまで、政治経験はなかった。2015年から同国で放送されていた、さえない教師がちょっとしたきっかけで大統領にのぼりつめる『国民の僕(しもべ)』というドラマで大人気となり、そのまま現実の大統領選に当選してしまった。所属する政党名はドラマのタイトルそのままの『国民の僕』です。当初は政権運営に難渋していたが、ロシアの侵攻を受けてからは、危険を顧みずにキエフにとどまって支援を訴えかける姿勢に対して、日に日に支持が広がっています」
聴衆に訴えかける力に長けているゼレンスキー氏だけに、日本の国会での演説も予定調和の紋切り型の演説ではなく、練りに練られたものとなることが予想されているのだ。それだけに、どういった内容になるのかが気になるところだろう。立憲民主党の泉健太代表はゼレンスキー氏の演説についてツイッターで、〈国会演説の前に『首脳会談・共同声明』が絶対条件だ。演説内容もあくまで両国合意の範囲にすべき。それが当然だ〉と投稿。事前に演説内容に調整が必要だと主張したが、それだけ“どんな発言が飛び出すかわからない”とみられているとも言えよう。
「ドイツの議会に対する演説では、独露を結ぶ天然ガスパイプラインの計画が進められてきたことが非難された。過去の日本の親プーチン政権的な姿勢が批判される可能性もあります。とりわけ、安倍晋三・元首相がロシアのプーチン氏と関係を深めようと前のめりになってきたことにゼレンスキー氏が言及する可能性はあるでしょう。
岸田文雄・首相はこの間、安倍氏がプーチン政権に接近するためにやってきたことを否定するかのような作業を進めてきた。安倍氏は北方領土の返還を実現したいがあまり、従来の『固有の領土』という表現を『我が国が主権を有する島々』というロシアを刺激しないような表現に変えていた。それについて岸田首相はこの3月から『固有の領土』という表現に戻した。
安倍政権の時のようにロシアに迎合しないという“安倍離れ”の姿勢を鮮明にしたということでしょう。ゼレンスキー氏の演説に安倍批判が含まれる場合、岸田首相がそれに応じてさらにロシアに厳しい姿勢を取るようになり、結果として安倍離れが加速する可能性は十分にある」(前出・ベテラン政治ジャーナリスト)
ゼレンスキー氏の演説内容はどのようなものになるのか。それが日本政府の姿勢にどのような変化をもたらすのか。プーチン氏がゼレンスキー氏の暗殺のために傭兵を投入したとの情報も出てきており、事態の推移を多くの関係者が固唾を呑んで見守っている。
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