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2021年8月22日 20時14分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/126121
横浜市長選は22日投開票され、無所属新人で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主党推薦=が、元国家公安委員長で新人の小此木八郎氏(56)や現職の林文子氏(75)ら7人を破り、初当選した。横浜がお膝元の菅義偉首相が全面支援した小此木氏が敗れたことで、秋の自民党総裁選や衆院選への影響は避けられない。
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市が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非が最大の争点だった。
山中氏は選挙戦で、誘致の「断固反対、即時撤回」を掲げた。これまで市は資格審査を通過した2グループから、夏ごろに事業者を選定し、来年4月までに国へ認定申請をする予定だったが、方向転換する見通し。
山中氏は立民のほか、共産、社民の両党、昨年、IR誘致の是非を問う住民投票を目指して署名活動した市民団体のメンバーから支援を受けた。新型コロナウイルスの研究者であることもアピールし、新型コロナ対策の拡充などを訴えた。
これまで林氏とともに誘致を進めてきた自民は、小此木氏がIR誘致「取りやめ」を掲げたことで、自主投票を決定し、分裂選挙となった。小此木氏は、自民の大半や公明党から支援を受け、衆院議員としての経験を生かした国や県との連携強化などアピールしたが及ばなかった。
林氏は、自民市議の一部やIR誘致を望む地元経済界からの支援を受け、3期12年の実績を訴え、4選を目指したが、及ばなかった。
立候補者8人は同市長選で過去最多。候補者乱立により、法定得票(有効投票総数の4分の1)に達する候補者がおらず、再選挙の可能性も取り沙汰されていた。(丸山耀平)
- 菅首相 お膝元の横浜市長選で支援候補敗れる 「コロナ対策評価できぬ」政権への影響必至 蒲田の富士山 2021/8/22 20:34:56
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