コメント1の記事は、だいぶ加筆されているため、もう一度、引用しなおします。 以下引用−−− 【詳報】初の党首討論 菅首相、東京五輪「子どもたちに見てほしい」6分45秒とうとうと…(東京新聞) 2021年6月9日 17時37分 https://www.tokyo-np.co.jp/article/109592 https://www.tokyo-np.co.jp/article/109592/2 菅義偉首相と立憲民主など野党4党の代表が1対1で論戦を交わす党首討論が9日午後4時から開かれた。菅政権発足後初めて。持ち時間は立民の枝野幸男代表が30分、日本維新の会の片山虎之助共同代表と国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の志位和夫委員長が各5分で東京五輪・パラリンピック開催の是非や新型コロナウイルス対策などをテーマに論戦を繰り広げた。 【関連記事】菅首相 初の党首討論「私の考えを丁寧に説明した」 https://www.tokyo-np.co.jp/article/109699 【関連記事】党首討論、時間短くて物足りない? 持ち時間はどう決まる… https://www.tokyo-np.co.jp/article/109685 ◆討論開始「ワクチンは切り札」 菅義偉首相と枝野幸男代表の党首討論が始まった。枝野氏は、政府のコロナ対策から口火を切った。今年1月から2度の緊急事態宣言の発令があり、法令に基づく自粛などがなかったのは3週間だと指摘。 「リバウンドを防ぐためには十分な補償がセットでないといけない。第5波を防ぐためにも、3月の解除が早すぎたという反省を明確にした上で、私たちのような厳しい基準を明確にすべきだ」と問いただした。 菅首相は「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は専門家の委員にかけて決定している。世界どこでもロックダウンをした国でも簡単におさまっていない」と答えた。 ワクチン接種が始まり1日100万回に達成していることを挙げ、「国民のみなさんの接種に必要なワクチンは既に確保している。ワクチン接種こそが切り札だと思っている」と成果を強調した。 さらに枝野氏は、ニュージーランドやオーストラリア、台湾が感染防止に成功したことを例に挙げ「感染者を1日50人に抑えるために感染ルートを徹底的に遮断することが必要だ」と強調。 また、首相が東京五輪開催をめぐって「国民の命と健康を守る」と発言していることについて、「開催を契機に国内で感染が広がるといった、国民の命と健康を脅かす事態を招かないことも意味するのか」と迫った。 首相は「私権制限の強い国などと比較するのはいかがなものか」と反論。大会関係者の訪日数を半分以下に抑え、参加選手の8割以上にワクチン接種を行う方針をアピールした。 ◆菅氏独演「子どもに見てほしい」 続けて、菅首相は「57年前の東京五輪の時、私は高校生だったが、『東洋の魔女』の回転レシーブ、マラソンのアベベ選手、敗者に敬意を払ったオランダ柔道のへーシング選手など今も鮮明に覚えている。こうしたことを子どもたちにも見てほしい」と力説。 さらに、前回の東京大会で初めてパラリンピックと名付けられたことを挙げ、「パラリンピックの開催が共生社会の1つの契機になった。素晴らしい大会をぜひ、今の子どもや若者に希望や勇気を伝えたい。さらに心のバリアフリーこうしたものもしっかり、大きな学習にもなるのではないか。世界の人たちに東日本大震災からの復興もみてもらいたい」と訴えた。 菅首相は五輪の質問に対して、約6分45秒にわたって、とうとうと述べ続けた。枝野氏は「2年ぶりの党首討論。後半はここにはふさわしくない話だった」と話した。 【関連記事】加山雄三さん、東京五輪の聖火ランナーを辞退 「手放しに開催を喜ぶことができない」 https://www.tokyo-np.co.jp/article/109612 【関連記事】相次ぐ五輪PVの中止要請に…小池知事「それぞれで考える」 https://www.tokyo-np.co.jp/article/109607 ◆維新・片山氏 五輪「小池さんが表に出ない」 日本維新の会の片山虎之助共同代表が登壇。五輪について、「開催都市の東京都があまり出ない。総理が矢面にたって、オリパラをどうするということで専門家会議との間で攻撃されている。本当はもっと東京都知事の小池さんが出ないといけないと思う。そこの連携がうまくいっているのかどうか」と問いただした。 首相が「私が申し上げたいことをいっていただいて、大変うれしく思います」と好反応を示すと、議場から笑い声も。「私がそういう答弁をしても、責任は全部総理大臣だろとなる。いま片山代表から、お話しいただいたのが、筋道としてはそうだと思います」と応じた。 さらに、「私は逃げる気持ちはないですし、国会ではそういう議論になっていることを私自身は大変残念だなあと思っています」と述べた。 ◆国民民主・玉木氏「ワクチンパスポートを」 国民民主党の玉木代表は「首相は安心、安全というが、具体策が見えないから国民は不安に持っている」と批判。「(新型コロナのワクチン接種歴を証明する)ワクチンパスポートを導入すべきだ」と迫った。 首相は「官房長官の下で検討している」と述べるにとどめた。 玉木氏はまた、首相が関係対策の一環として、報道関係者らに対して、スマートフォンに記録された、衛星利用測位システム(GPS)の位置情報も活用する方針を示したことについて「(訪日観光客や選手らの健康管理を目的に開発していた)オリパラアプリからGPSは外された。これで厳格管理になるのか」と追及。首相は「アプリは今後入れるので大丈夫だと聞いている」と述べた。 ◆共産・志位氏 五輪「命をリスクにさらす理由は」 共産党の志位委員長は「首相は、国民の命と健康を守るのが当然だ、と言ったが、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、五輪を開催すれば今より感染リスクが高くなり、リスクをゼロにはできない、と言っている。命をリスクにさらしてまで開催する理由は何か」と繰り返し追及。 首相は「国民の命と安全を守るのは、私の責務だ」と述べるにとどめた。 【関連記事】党首討論、時間短くて物足りない? 持ち時間はどう決まる… https://www.tokyo-np.co.jp/article/109685 【関連記事】東京五輪「リスクがあるのは誰もが分かっている」 分科会メンバーの押谷氏が英紙に https://www.tokyo-np.co.jp/article/109550 【関連記事】五輪組織委 報道関係者の管理強化、GPSを活用…開催可否への意見は出ず https://www.tokyo-np.co.jp/article/109523
|