そのやり方ならサウジやその他中東の油田は採掘原価１バレル１ドル未満のものも多い。平均しても２ドル程度。実際１９７０年頃の石油ショック前は１バレル３〜４ドルで売られていた。

原油価格は現在４０ドル、少し前は１００ドルを越えていたときもある。明らかにおかしいと考えるほうがまともな考え方だ。これは妄想ではない。労働なき超過利益、地中の資源を権力を持った誰かが勝手に所有権採掘権を持つ。この考え方の方がおかしいのだ。

その超過利益は王族の豪遊費、金融操作費、庶民弾圧費、武器購入費にあてられる。

労働なき利益はいけない　マルクス　金利をとってはいけない　アラー　
いずれも重要な考え方を含んでいる。

かつ、価格が下がりすぎると困る第3国にもちょうど良いレベル。

つまり米国だけ金融破たんさせるのに調度良い価格らしいね。

日本でも、かつて1980年頃、商用電源の200ボルト移行を真剣に考えていたようですが、世論が冷ややかでした。古い家屋だと配線が戦前のままなのはザラでした。銅線じゃなく、鋼線を使っていましたね。つまり電気抵抗が大きい。鋼線に巻かれている絶縁材は、何と紙でした。これで200ボルトに昇圧すれば、即座に火が出ます。

このような家屋が多かったことから、日本では200ボルト移行が盛り上がらず、話はいつしか忘れられてしまいました。国民の協力が得られなかったことが、昇圧失敗の原因のひとつでしょう。これに対し政府が個人宅に援助すれば少しは進んだかも知れませんが、当時の日本の人口は1億を超えて年々増える一方で、空き家が殆どなかった。古い家でも、そのまま住み続けていたのです。とは言うものの、あの時に商用電源200ボルト化と、電線の地中化をやっておけばよかったと思います。

話は変わりますが、自動車の電気系統も、かつては6ボルトでした。それが世界的に12ボルトに移行したのは1950年代後半から1960年代前半にかけてです。車載機器が増えたことにより、充分に電気を供給できなくなったことが、6ボルトから12ボルトに移行した理由です。ラジオだけなら何とかなったものの、これにエアコンが加わったので、全く無理になったのです。

日本の商用電源も、家庭にエアコンが普及し始めた頃に、200ボルト化の機運が高まりましたが、貧しい住環境は200ボルトへの移行を阻みました。このため、100ボルトのままで省エネを図り、冷却能力を高める方法を取ったのですが、諸外国ではそのような必要はありません。冷蔵庫やエアコンでも、240ボルトの仕様なら、豪快に使えるパワーを持っています。

またまた話は変わりますが、自動車でも日本では小型車枠なんてありますけど、外国にはありません。20世紀までは何とかやってきたものの、世界的な安全基準強化で、とてもじゃないけど全幅1.7メートルでは達成は無理です。

日本と言う国は、国民に我慢をさせるのが普通だと思っているらしい。昔も今も、全然変わりません。