だな

当方、日本に嫌気が差して外国に行きましたが、ニュージーランドでも学校に部活はなかったです。

●話題を変えます。競争社会ではない社会で自動車をつくっている動画を紹介します。かつて存在した、ニュージーランド国内にあったフォードの工場です。ウルグアイ・ラウンド以前は、自由貿易じゃなかった。各国政府は自国の産業を保護育成するために、輸入品に効率の関税を掛けていました。そのため、ニュージーランドのような小さい市場でも自動車現地生産工場があったのです。

前置きはこの程度にして、北島オークランド郊外にあったフォードの工場をご覧ください。

Xa Ford Falcon Assembly New Zealand 1972 73
https://www.youtube.com/watch?v=7VUrNWRY7dw&nohtml5=False

●何ともまた、ゆっくりとした生産ラインですね。しかも、殆どが人手によって組み立てられています。彼らを窮地に追いやったのが、日本車でした。日本メーカーの生産ラインは世界一速い。それだけ労働者を酷使しているのです。トヨタは、過労死や精神病患者を多く生み出している。この動画は1972年のものですが、同時期に愛知県のトヨタ工場で期間工として働いた鎌田彗氏が、そこで経験したことを「自動車絶望工場」に書いて出した。これは外国にも紹介されました。

当方は外国に暮らす日本人なのに、どうして日本車に乗らないのか。人間らしく働かせていない環境でつくられた自動車に乗ることは、犯罪だと思っているからです。だから昔のフォードとシトロエンに乗っているのです。

●ニュージーランドのフォード現地生産は、ウルグアイラウンドで関税が大幅に引き下げられて採算が合わなくなり、工場閉鎖で終了しました。そしてオーストラリアの工場までも、採算が合わないからと言う理由で閉鎖されることになり、現在閉鎖に向けて大規模な人員削減中です。酷い話です。

鎌田彗氏は、「自動車絶望工場」の後、社会問題になった国鉄の分割解体にも我々(註　当方は当時、国鉄勤務でした。)と一緒に反対していただき、最近では原発廃止運動や安保法制廃止運動にも尽力されているそうで、感謝しきれないです。