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* * * 今日のコメント * * *
もんじゅの問題が話題になっているが、マンション杭打ち偽装問題に比べれば大した盛り上がりは無い。
いったい、この国はどうなっているのだろうか?
日本国民は優秀ではあるが、社会問題の優先順位を決めるのはマスコミ主導の煽動にある。
もっと、我々主権者国民が、自らの判断で社会問題の軽重を決める事が出来る世の中にしなければ・・・
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NHKがもんじゅの問題を正面から取り上げた。
が・・
私は、いまさら何なんだ。。 と訝しく思う。
日本社会の最大の闇とも言える、「核燃料サイクル・プルサーマル計画」の中心施設である「もんじゅ」運営母体である「日本原子力研究開発機構」の杜撰な実態が、原子力規制委員会から指摘されたのだが・・・
よくやったようでいて、遅きに失した打算的目くらまし戦術である。
こんな発表の内容如きは、もんじゅ建設直後から指摘され続けていた。
これは、川内原発に続く、伊方原発再稼動容認に対する批判を交わす為に仕組まれた芝居だ。
無謀な原発推進政策で赤字を垂れ流し続けた挙句、原発新設が困難な状況になった事を見極め、川内・伊方原発再稼動に道筋を付けたタイミングで、この発表・・・
国民に対して、『自民党は改革能力がある。自浄能力がある。』と見せ付けるための出来試合である。
河野太郎が、その主役を演じている。
反吐が出る。。 とは、このことだ。
原発推進政党自民に居ながら原発反対を唱えて国民の目先を誤魔化す。。
ジャパンハンドラーの得意戦術だ。
かつて、『自民党をぶっ潰す。』と気勢を上げて、自民党を肥え太らせ、原発を乱立させた小泉純一郎の二番煎じ戦略・・、と言えば判り易いだろうか。
当の小泉元首相も、『その頃は原発が危険なものだと気付かなかった。騙されていた。』と言っている。
それにしても、この原発・もんじゅ問題と、世間を騒がせているマンション杭打ち偽装問題・・
マスコミの熱狂度合いを比べると、どっちが大問題なのか錯覚を起こす。
杭問題は、確かに、当該マンション住民にとっては大問題で、多くの国民が『自分があの住民の立場だったら大変だ。。可哀想・・』と同情にも似た感情を寄せている。いわゆる、身近に感じられる問題なのだろうが、原発・もんじゅ問題は、全てにおいて桁違いの大問題だ。
日本の核燃料再処理政策には、天文学的な血税が投入されている。
本当は、全ての国民にとって、極めてみじかな問題なのだ。
そして・・・
大地震が起きれば、杭が岩盤に届いていないマンションは傾くだろう。。。しかし、原発事故が起きれば国土の1/5を放棄しなければならない。。。どちらが大問題か?
比べようも無い。
忘れ易い日本国民は、東日本大震災・原発事故の恐ろしさを早くも風化させようとしているかのようだ。
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