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この三人(最前者は故人)の名前を並べることで違和感は生じるだろうか。
それぞれ活動内容も政治的な考え方もてんで違うとはいえ、3人ともが「圧倒的大多数」の世間を敵にまわしては憤然と強固な主張を繰り返してきた民間の変人である。
奥崎謙三は殺人未遂事件を起こし懲役を務めているとき、脳梗塞、つまり脳に血が回らない虚血症・軟化症を起こし、まあ奴さんのことだからこれまた手前勝手なセオリーをもって「脳梗塞治療法」を開発したのだという。(出所後、やはり脳梗塞で死去)
人間は信念に基づいて→行動指針を測り→弊害や苦難を乗り切りどう生きるか、という方程式のままにはいかないものであり、なにをするにも「それをバックアップするだけのバイタリティー(元気)があるか」が重要になってくる。
奥崎には肩書きはなく、団体をつくるだけの人望はなく、いつも丸腰の単独兵であった。いつまでも捏造して貼り付けた意志を全面に押し出して突っ張っているだけでは脳がすりきれてしまうのである。
その後、平岡正明、野坂昭如といった反社会的といえるくらいの無頼漢が倒れたとき、私は奥崎を思い出して「脳梗塞じゃねえか?」と疑ったものである。(両者とも脳梗塞であり、平岡はそのまま故人となっている)。
いまだに謀殺説の色濃い伊丹十三監督の晩年にしても「脳に血が回っていない」ことは容易に所見できることであったため、私は自殺を疑わないのだ。
ミスターチルドレンの桜井はこう唄った。「Stay〜 何を犠牲にしても守るべきものがあって 僕にとって今それが君にあたると思うんだよ」ここでいうステイというのは脳に血が回らない不全についてのパニックについてのことである。自分の精神よ、脳の中にステイしてくれ!と桜井は叫ぶ。何を犠牲にしてもいい、つまり手足をもがれても金銭や名誉を失ってもいいから、頭を正常に保っていたいと言っているのである。その桜井が脳梗塞で倒れたのはその五年後である。
そしてリチャード・コシミズ。数人の同行者と路上を歩いているとき、突然それはやってきた。脳梗塞である。ユダ金薬剤メーカーの治療薬の効果もあって短期間の養生で回復を果たしたコシミズであるが、それから一貫して「全ての病気は血の巡りが悪くなることで起きる」と力説しだしたことは記憶にあたらしい。私はそれより何年も前からコシミズに虚血の兆候をみていて、無理矢理に精神を強固に束ねて乗り切ってしまおうと張り切るコシミズに逆効果を忠告したこともあった。
私が尊敬して支持する思想家、歴史研究家、活動家である桜井誠が緊急入院することがツィッターで告げられた。私は寸時に脳梗塞という言葉を四方にカーソルを走らせるように浮かべてみた。しかし、そうなら長文を常時あげたりする余裕はないだろう・・・・・桜井の口からでてきたのはやはりストロークであった。
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