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地方は工場でもない限り、農林水産業が主体となりますが、繁閑の落差と不安定収入がネックでしたが、シニアの大移住とコンビニよる農作業マニュアル化は、地方に安定雇用をもたらします。
先ず、若者の嫌がる因習深さは、都会からの移住組が多数派になる事で払拭されます。
また、きつかったり暇すぎたり、指示が全ての農作業も、コンビニがマニュアル化やシフト化し、24時間化する事で、誰もができる作業になります。
また、豊作と凶作、大漁と不漁に伴う収入の不安定も、企業がそのリスクを負い、リスクを分散させる事でギャンブル性が低下し、生産と流通と消費が合体する事で安定性が増します。
コンビニは米国由来の非情なビジネスモデルではありますが、かといって高齢化で担い手が激減していく中で、意欲ある跡継ぎが頑張ったり、自治体が就農支援をして追い付く衰退ではなく、山田さんや田中さんが真心込めて作った野菜や果物が一億人の口に入る訳ではなく、食糧自給率を維持拡大させていくには、システム化は不可欠です。
その中で、全国に隅々まで人材を抱え、加工も物流も販売も完成している組織はコンビニしかなく、後は生産だけという体制がとれているコンビニは、法人生産の真打ちと言えます。
コンビニが生産を拡大していく過程で、個人商店が酒屋が飲食店が淘汰されていったように、農家も淘汰又は系列化していくのは目に見えていますが、耕作放棄地がこれだけ増え、国策で保護するのは当然ですが、それがないと成り立つ農家がなく、厳しい言い方をすれば生活保護受給者のような農家ばかりでは、現在の状況を脱する事も国際競争に勝ち抜く事も不可能で、農業だけ聖域という訳にはいきません。
また、システム化やマニュアル化を図らなければ、若者は絶対に農業をしようとしませんから、一握りの小グループ化に成功した若者の例をモデルにしようとしても無駄で、彼らも所詮は保護の中の選別による成功で、ビジネスとして成功しているとは言えません。
私は大企業主導の農業の中で、よりましな主体はどこかと考えた時に、悪魔のような商法である事は重々承知の上で、全国の隅々までブラックバスのように入り込んでいるコンビニが、地元のシニアや派遣やバイトを使って、地産地消もどきで行われる方が、商社などが他所から百姓ロボットを連れてきて、地域と全く無関係に行われるよりも、本部に利益が吸い上げられる仕組みであっても、地域の人間が長靴にコンビニの制服を着て農作業をする方が、いつかコンビニ本部を下から破壊するという期待もこめて、よりましであると考えるし、目先的には、地方に行ってもつべこべ言わなければ仕事がいくらでもあるという状況を作り出す事ができて、今よりベターという結論になります。
いずれにせよ、農業が特別なものという意識を打破し、ありふれた仕事という位置付けにするのは、悪魔のようなコンビニ商法のにくいぐらいの手際と段取りの良さを導入するのは悪くありません。
というか、既にモデル地域で成功し、後は全国展開するだけの状態ですから、反対賛成の段階ではありません。
国民は、このコンビニ農法を逆手にとり、いかに浪花節や人情をブレンドさせていけるかが勝負だと思います。
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