http://www.asyura2.com/15/cult14/msg/693.html
Tweet |
近年、角田美代子が彗星のように現れる以前には「カルト殺人鬼」の代表的な存在であった
中学生連続殺人魔、酒鬼薔薇聖斗。
彼が当時の事件を振り返って著述した回想記が単行本で出版され、話題を呼んでいる。
アマゾンではすでに全書籍の中で売り上げ1位に輝いている。大変な盛況だ。
関連本はいままで色んな作家、ジャーナリストによって書かれてきたが、この事件では
関係者が当事者の立場から本を出すことが相次ぎ、犯人である少年Aの両親、被害者の
親などが大手出版社より売れ線の手記を発表したのだ。
そして今度はいよいよ少年A本人のおでましというわけだ。売れればそれでいい出版界で
あるから凶悪な殺人鬼が、その体験を商売にして印税を山ほど稼ぐこともアリなのだろう。
狂った世界である。
思えば、カリフォルニアでおこったOJシンプソン元夫人殺害事件では、どう考えてもホシである
ことが間違いないと思われたシンプソンに無罪判決がでた。http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/824.html
コメディアンのクリス・ロックはこういったのだった。「俺がOJなら、あえて民意に挑戦して
自分が殺人をやった張本人であったなら、こういう殺人だっただろう・・・・という半ば暴露である
空想小説を書いて一儲けするだろうね」
数年して、本当にOJシンプソンが「私がやったなら」という書きおろしをベストセラーにしてしまう
わけだからショービジネスの思考回路は歯止めがきかないものらしい。
販売から二日ですでにアマゾン全商品で売り上げトップにおどりでた酒鬼薔薇の小説。
これは人々が猟奇事件、怪事件に飢えている証拠であり、スキャンダラスなノンフィクションは
商売になるという裏付けでもある。これからさらに少年Aや少年Bにまつわる犯罪白書が
出版界をにぎわすことになるかもしれない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。