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ピラミッドの謎を追及する際、キーとなる名前は「ティカル」である。歴史に明るい方ならば、ティカルがマヤ文明の古代都市のひとつであることはご承知のことと思うが、このティカル人はハム族の子孫です。
ここで、ハム族の歴史をかいつまんでみたい。フィンランドに「ハミ族」と呼ばれる人々がいることから分かるように、ハム族はもともとバルト海に居住していた(サーミ人はセム族)。あるとき、ノア、セム、ハム、ヤペテはスカンジナビアから聖地イウヌ(ヘリオポリス)を目指して南下するが、ハム族は一行から離脱して現モロッコ辺りに定住。「アムル人」と名を変えます。
まもなく、アムル人は現マルタ島に移住して「マルタ人」になり、マルタ人がギリシアに赴いて原初の神カオスを祀る古代アカイア人と出会う。この時に生まれた名前が「マルドゥク」です。マルタ+アカイア=マルタアカ。マルドゥクはバビロニア帝国の最高神として祀られるが、ルパート・マードックはこの「マルドゥク」の直系と考えられる。
その後、マルドゥク人は西アフリカに移住して黒人の容貌を得、「マンディンカ人」に名を替えてアベル族、セツ族、メトセラ族と共にユカタン半島に移住する。ここで、マンディンカ人はマルドゥク由来の「ティカル人」を名乗ります。彼らが黒人の容貌を得ていたことで、オルメカ文明で有名な「謎の巨頭」が、なぜ黒人の容貌を持っているのか、説明が付く。
途中、一部のマンディンカ人はアイルランド、ブリテン島に残留し、「聖なる洞窟ドルメン」を築き、ハタミ人などに要請されて「聖なる樹木メンヒル」を建てます。洞窟の無い地域では洞窟の神カオスを祀れない。そういうわけで、かれらは人工的に洞窟を作ることにした。それがドルメン製作の動機である(ピラミッドも同様)。
一方、ティカル人はセイバル人(アベル族)、セロス人(メトセラ族)と共にユカタン半島から旧大陸に帰還。途中のアイルランドでは洞窟信仰の拠点として「ニューグレンジ」を建設し、アイルランドはもうひとつの名「ヒベルニア(セイバル由来)」を得た(バビロニアの由来でもある)。
ティカル人の話から少々脱線するが、バビロニア人(セイバル、ヒベルニア)も頻繁に旧大陸とアメリカ大陸を行き来していた。彼らの子孫「ピピル人」「プエブロ族」は「ビュブロス人(バビロニア由来)」の後裔である。あるとき、プエブロ族がコロラド流域から消滅してしまいます。彼らはどこへ行ったのでしょうか?答えはフランスです。その名残りが「ファーブル」の名です(プエブロ由来)。
話を戻します。その後、ティカル人は第二次北極海探検隊に加わる。この探検隊にはティカル人を筆頭にハミ族、メトセラ族、カイナン族、マハラレル族、スバル人、エノク族、セツ族、ヤレド族、セロス人が参加していた。この旅からはアッシリア人、神々の集団アヌンナキ、フルリ人、メディア人、アーリア人などが生まれる(第一次北極探検隊からはヒッタイト人が出ている)。
今回はティカル人の動向のみに言及するが、彼らはオビ河上流に移住し、その足跡として去年ロシアで発見されて話題になった「謎の巨石文化」を残す。太平洋にまで足を伸ばした探検隊一行は樺太を起点に分離し、ティカル人は青森に移住して「津軽」の名を残し、洞窟信仰の拠点として「黒又山」を現地に建設した。黒又の名の由来はティカルとメトセラの組み合わせ「カルメト」だ。
葦嶽山の名の由来もアッシリアとティカルの組み合わせ「アシティカ」である。その後、ルソン島に移住した彼らの一部が「タガログ族」に名を変える。
だが、ルソン島を出た彼らの旅は終ることは無く、太平洋を越えてイースター島を発見し、そのままペルーに移住する。そして、ペルーから先祖エノクが残したモホス文明の跡地に赴き、「パラトアリのピラミッド群」を実験的に建設。更に、アマゾン河口から大西洋を渡り、故地西アフリカに到達した彼らは現地に「ダカール」の名を残す。
そこを出た彼らは南アフリカを周航。マダガスカル島に移住して「サカラバ族」となる。まもなく、マダガスカル島を出た彼らはインダス流域に侵入、サカラバ由来の「サッカラ」の名を残す。そして、インダス上流域にいたり、中央アジアに出た彼らはスラブ地方に移住。「スクラブ人」となる。映画監督アレクサンドル・ソクーロフは彼ら直系の子孫だ。
一方、ペルーに残留していた一派はピラミッド建設の実験を繰り返し、その実験成果は現在「カラル遺跡」として知られている。やがて、有力な実験成果を得た彼らは同胞を追ってインダス流域に移住。そこから更にエジプトに移り、「サッカラ」と名づけた土地にエジプト最初の「階段ピラミッド」を建設するに至る。全てのピラミッドの建設動機は洞窟信仰の神カオスを祀るためのものであり、ファラオの墓ではない。
エジプトに多くのピラミッドを残したティカル人はしかし、需要を失うとBC16世紀にユカタン半島に帰還。途中でヨーロッパにドルメン、メンヒルを建設していた先祖マンディンカ人と遭遇し、ユカタン半島帰還を打診する。
しかし、マンディンカ人はユカタン半島を出て太平洋を渡る。その後、後裔タガログ族に接触し、意気投合した両者は共にモンゴルに移住。マンディンカ人は「高車(ガオチェ)」となり、タガログ族は「丁零(ディングリング)」となる。ガオチェの名の由来は「カオス」である。この高車は日本にも到来し、大阪に拠点を得る。「河内」である。当然、ガオチェ(カオス)由来である(川内康範は河内氏の子孫だ)。
高車はドルメン製作者としては朝鮮半島、遼東半島、厳島、明日香村にいくつかの支石墓を残すに留まり、基本的に騎馬民族としてモンゴルで活躍した。
両者はその後、東アジアからペルーに移住。高車は「インカ人(マンディンカ由来)」に、丁零は「チャンカ族(ディングリング由来)」になる。インカ王族が名乗る「マンコ」の名。これは「モンゴル」に由来している。マンコ、モンゴ。
インカ帝国が滅亡すると、インカ人はカナリア諸島とイギリスの2手に分かれて亡命する。カナリア諸島に到着したインカ人は「グアンチェ族(ガオチェ由来)」となり、イギリスに到着したインカ人は「マンク姓(マンコ由来)」を名乗る。有名な子孫がオリバー・クロムウェル時代に活躍したジョージ・マンク将軍である。「叫び」で有名なムンクや、ダスティン・ホフマンなど「〜マン」が付く姓を称する人々も「マンコ」由来のインカ人の子孫だ。
ティカル人に話を戻すが、エジプトからマヤに帰還したピラミッド派は、ペルーに残留してマウンド型ピラミッドを建設していたマウンド派のティカル人と対立状態に陥る。この2者は揃って太平洋を横断し、BC2世紀頃に秦治世下の中国に移住。秦の始皇帝の命を受けて「始皇帝稜」を建設した。
だがその後、相容れない両者は各々がパトロンを得るために動く。ピラミッド派(クマソタケル)は九州に拠点を得て熊襲と協力関係に、マウンド派(ヤマトタケル)は満州に赴き、仲哀天皇の知古を得て、クマソタケル討伐の命を授かる。皆さんもお分かりの通り、「タケル」の由来は「ティカル」である。ヤマトタケルの物語は、じつはピラミッド派とマウンド派のティカル人の対立の物語である。
知っての通り、勝利したヤマトタケルは日本中にマウンド(古墳時代)を建設。古墳時代を謳歌する(古墳も天皇陵ではなく、洞窟の神カオスを祀る施設)。一方、敗北したクマソタケルは岡山県赤磐市に小型ピラミッドわずか一基を製作(熊山遺跡)。そのままマヤに帰還するが、新天地を求めたのか、カナリア諸島に移住して「グイマーのピラミッド」を建設している。
やがて、需要を失ったマウンド派は日本から故地マヤに帰還するが、ここで再度、ピラミッド派と対立。今回はピラミッド派が勝利し、マヤのあちこちにピラミッドが建設された。敗北したマウンド派はマヤを発ち、ミシシッピ流域に移住し、巨大なマウンドを建設する(ミシシッピ文化)。
一方、北極探検以来、インダス流域に根付いていたティカル人はジグラット建設、ヒンズー建築、ペルシア建築の発展に寄与していた。また、ティカル人の一部は分離し、「サカ人」と「クルズ人(クルド人)」に分かれて活動した。サカ人はキンブリ人と連合して「サクソン族(SAK+CINB)」となり、メディア人と連合して「スキタイ人(SAKA+DIA)」を組んでいる。
ノルマン人の侵攻でウェセックス王国が滅亡すると、サクソン人は誕生の地中央アジアに帰還し、「キプチャク族(CINB+SAKA)」を名乗る。一方、スキタイ人は名前を短縮して「ソグド人」となり、インド・サカ王朝を経て「蘇我氏」となって日本に到来する。
話がそれたが、イスラム建築台頭を機に需要を失うと本体のティカル人は少しずつ東に移動。クメール王国にアンコールワットなどを残すも、ヒンズー様式の需要がなくなると太平洋に移住し、「ナンマドール遺跡」建設に着手。その後は、「明」治世下の中国に移住して「万里の長城」建設の指揮に携わる。最終的に、この種族は中国を出て「チャックリー家」としてタイ王国に君臨する。
また、日本から帰還してインカ・マヤ・メキシコ一帯の神殿・ピラミッド建築に携わっていたティカル人は、しかし、白人が侵攻するとイースター島に逃げて技術継承(モアイ像建設)に終始するようになった。だが、「さすがにここまでは来ないだろう」と思っていたイースター島にまで白人の魔手が伸びると、彼らは消滅してしまった。
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