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前回の拙記事でリチャード・コシミズこと輿水正は「無知」で出来ていると書いた。
筆者の見解をもう少し書いておく。
輿水正は元々、経済問題など関心は無かった。契約社員当時、幾つかの中国におけるビジネスには関わっていたであろうが、いつかも書いたように、世界の工場を自認する中国の政策の尻馬に乗っかってのビジネスだから、日本企業の製品は諸手を挙げて歓迎され、日本の工作技術流出の手助けをしたに過ぎない。
テクノトレード・エンタープライズ・ジャパンなる貿易会社を経営しているとあるが、それも怪しい。実態が存在しない法人のようである。というか、経営手腕が無いから世間体だけを気にして設立はしたものの、事業展開のアイデアも無く、幽霊会社と化しているというのが正式な見方であろう。
輿水正自身は、契約社員当時に周囲から相手にされなくなったことで精神に支障をきたし、妄想の果てに2ちゃんねるで同じ周波数を放つ電波連中と共にユダヤ陰謀論を展開し、現在に至っている。
輿水正の主張には根拠も何も無いので、何度も書いているように嘘つきやデマ情報流布以外の評価のしようがない。何故なら中身が嘘とデマで出来ているからだ。
中でも日本経済に関する記事は、メジャー、マイナーを問わず一般のニュースソースから引用しているが(輿水本人ではなく、信者が探しまくっている)、その引用の偏り方は尋常ではない。勿論、最初に「ユダヤが全部悪者」という答えがあって、それに都合がいいニュースのみを取り上げるのだからそうなるのは当たり前である。
ここで言いたいのはそんな分かりきった話ではない。
日本国内に反日カルトは幾つか存在するが、その中でもレベルの低さで比肩するものの無い独立党なるバカ集団の主張の幾つかを、反証してみたい。
ニート以外に相手にされない輿水正自身は、自分だけが情報の発信源を自負しているのだろうが、その情報や分析自体が間違っているのだから、その点を幾つか書いておくことで、バカ集団に毒されている若者が一人でも目を醒ましてくれれば、と思うだけである。
輿水は2010年、円高に振れたことを歓迎すべきだと書いている。日本国内のデフレ論者、円高論者の多くは日銀や財務省が出す間違った増税論に左右されていることは、最早証明されているのだが、輿水は日本が経済的に潰れて欲しいのと、中国礼賛の二点で円高を歓迎している。輿水正自身は経済学に関する知見など一切無い。ただ、自分が言っている全てはユダヤが悪玉論を実態経済が証明すればいいと思っているだけだ。嘘つきがやる手口である。オウムがハルマゲドンを自作自演した地下鉄サリン事件を例に挙げれば、読者は理解していただけるだろう。
マクロ経済学と金融政策論から言って、この間違いは証明されている。バブルが崩壊し、急激な株安と不動産安が進行し、金融機関は不良債権を抱え日本経済はガタガタになった。そこから疲弊した日本経済を支えなければいけない日銀は金融政策に消極的になり、一気に日本は閉塞感と共に円高、デフレに振れていくことになる。
ここで経済学の基礎に立ち返ると、代替物としてのお金の価値が変わらないと思っているのが輿水正という男である。もっと言うと変動相場制を理解していないということでもある。
変動相場制で動く資本主義経済は、緩やかなインフレが無ければ国家の発展は見込めない。同時に増税を悲願とする財務省と日銀(独自)理論でがんじがらめになっている官僚と同じことを言っているに過ぎない。言い換えると、周辺国、特に中国と韓国は日本が円高になってくれないと困る。自分達の世界経済における立ち位置がはっきりしなくなるのだ。ここで輿水正の主張と一致する。日銀と財務省と中国と韓国の利害はデフレ、円高で一致するのだ。
では日銀と財務省にある(非)常識とは一体何か?それは、財務省が持つ権威主義と日銀が持つ利権確保であり金融政策は効かないという誤解である。
ここで現在の実態経済に目を向けてみよう。
2011年3月の東北大震災後、民主党は相次ぐ失政により震災復興の遅れと日本経済興隆の遅れによって、国民の期待を裏切り、且つそれまでのデフレと円高が日本経済を疲弊させていることを露呈させ、日本人の目を開かせた。その結果が、現在の第二次安倍政権に繋がる。安倍総理は衆院選挙前からアベノミクス構想を立ち上げ、先進国が進める経済政策の常識を打ち出した。これには今までの日本政府のあり方に辟易していた諸外国の機関投資家が素早く反応した。つまり、誰しもが日本のデフレ不況、円高不況の本質を見抜いていたのである。
併せて世界中の経済学者がいち早く、日本の政権交代を歓迎した。当たり前のことを当たり前にしてこなかったこれまでの日本であったのだ。
輿水正自身は中国経済が恒久的に発展し続けると信じている。それは自分が経験した頃の中国の記憶に縛られているからだ。
しかし、世界が期待しているのは中国経済の興隆ではない。戦後復興、高度経済成長を経験した日本が世界のトップに返り咲くことを期待しているのだ。
特にこれから更なる経済発展が期待される東南アジアは、日本に特別の感情を持っている。一例を上げれば第二次世界大戦をアメリカは太平洋戦争と呼び、日本の教科書にもそのように記載するように仕向けたが、東南アジアの人々にとっては大東亜戦争なのである。それはかの国々にとっては、植民地解放戦争でもあったのだ。
今更数字を上げる必要も無いのだが、東北大震災当時と比べ株価は2倍以上、失業率は三分の二、GDPは年率5%程度アップ、今春闘の一部上場企業のベアは平均で4000円程度、そして何より自殺者が大きく減少している。
それらの事実を輿水正は一切取り上げない。何故なら、その事実を認めることは自らの誤りを認めることになるからだ。
加えて、輿水正は中国の周辺国への侵略や、中国経済の実態を全く無視している。中国を面と向かって批判することは、輿水自身の主張を覆すことになる。それは絶対に避けたいのだ。
物凄く雑駁になってしまったが、これらはマンキュー、スティグリッツ、クルーグマン、フリードマン、浜田宏一、竹中平蔵、岩田規久男、高橋洋一、上念司を読むだけで、否定のしようが無いほどに論証されている。
輿水正のような「無知」なニートの話の鵜呑みにするくらいなら、これらの著作を先ず読破してから、眉に唾を三回くらい塗ってから輿水正のアホ話を読むべきだ。
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