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～人類、支配の歴史～
2.穀物ビッグ・バンによる支配の始まり
（支配の道具の登場 ①穀物②モノ③マネー）
今から1万2千年ほど前から中東あたりで、
小麦の栽培が始まり、
穀物生産が始まった。
穀物は、狩りと違い、
計画的に栽培し、
計画的に収穫できる。
これにともない、
定住がはじまり、
余剰の穀物が生産され、
穀物は常温保管が可能だったため、
余剰穀物は富となり、
富が貧富の差をうみ、
支配者と被支配者をうんだ。
穀物は狩猟よりはるかに生産コストが低く、
生産性の高い食物であった。
これが今でいう、支配の始まりである。
支配手法は、簡単である。
穀物を多く生産したか、
穀物を多く略奪したか、
ようするに穀物（富）の多寡が、
対人関係の支配を決定づけた。
これが、後に、
ブツブツ交換に発展し、
ブツブツ交換の不便さを解消する為に、
マネーがうまれたのである。
したがって、
極論すれば、
穀物ビッグ・バンに始まる
穀物の多寡による支配が、
マネー誕生による、
マネーの多寡による支配にとって代わっただけで、
大きな支配構造の変化は、
穀物ビッグ・バン当時と、
この21世紀の現在においてもほとんどないに等しい。
21世紀の現在は、、
今、
まさに、
「マネー」による支配の絶頂期である。
マネーによる支配は、
穀物の量による支配や、
ぶつぶつ交換による支配の短所を補い、
現在も隆盛を極めている。
マネーによる支配の特徴は、
単純に、
「膨大な数の人間を同じ価値観（マネー信仰）に導ける」点である。
現在においては、
それがさらにエスカレートして、
キャシュレスによる取引形態の定着により、
マネーがデジタル化し、
実際の紙幣等の動きが伴わない、
物理的実体の動きが伴わない、
ヴァーチャルな数字だけの一人歩きで、
世界中で決済が行われていることである。
不思議な事だが、
実際に紙幣を刷らなくても、
決済が可能になっている。
紙幣やゴールドの裏付けのない、
デジタルのヴァーチャル・マネーが、
世界中を翻弄しているのである。
まさに、
ヴァーチャル・マネー・ワールドである。
この世界は、まさに、
ヴァーチャル・ワールドなのである。
このような、
ヴァーチャル・マネー支配の特徴は、
現在のような膨大な人間を一つの価値観で支配する時に、
大きな力を発揮する。
（紙幣やゴールドの裏付なしで、数字だけが蠢いているのである）
しかし、
実際には、
すでに、
これを創造した胴元達にも制御できないところまで
人口が増え過ぎている。
その証拠に、
世界中の中央銀行が、
不可解な金利政策をあたりまえに続けている。
さらに軍事的には、
「イスラム国」なるヴァーチャルな敵と世界が
ヴァーチャルな戦争をはじめようとしているようである。
※その、漫画のようなヴァーチャルな、
話を99.999999％の人が、目を白黒させて、
妄信している。
まさに、オーウェルの1984年のように、
ヴァーチャルな仮想敵国と、
ヴァーチャル戦争を、
永続的に遂行している状況と極めて類似する。
まさにイスラエルとアメリカ（英仏他）と中東諸国が合作で、
ヴァーチャルな戦争物語、テロ国家物語を語っている。
それを永続的に遂行するため、
象徴的な人間が象徴的な殺され方をし、
そのヴァーチャルなテロ対策の為に、
次から次へと、
我が国の国家予算（税金）が、中東諸国や有志連合に、
振り込め詐欺よろしく、無尽蔵に送金されている。
これらも、マネー支配の終焉を予感させる時間稼ぎか、
愚かな我々をどこまで、
田舎芝居で騙すことができるか？
試しているようでもあるが・・
いずれにしても、
愚かな我々を騙し続けることは可能だが、
彼らの手詰まり感は否めない、
やがて、
このマネーによる支配体制の終焉が近いことを示唆していると想像する。
まあ、それらは、些細なことだが、
いずれにせよ、
このマネー支配は、
終焉する。
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