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「最後のオウム逃亡犯」こと高橋の裁判は、証言台に立つ死刑囚たちの密かな時間差の同窓会を東京地裁において提供した。
弁護団は第一に、地下鉄サリン事件における運転手としての高橋の役割をいかに定義するかを争議のポイントととらえている。高橋克也に「大量殺人」に加担している意識はあったのか、それとも幹部でさえない高橋はよく把握できていない計画にあくまで命令された通り運転手として補助しただけの役割だったのか。
同じく運転手として実行部隊に加わった新実智光は「当時は盗聴をおそれるあまり、重要度の高い単語は避けてコミュニケーションをとっていたため、高橋はサリンだということを直接的な言葉で知らされていなかったはずだ」と証言。
無論、これはすでに死刑の確定している新実からの助け舟である。できるだけ高橋の減刑に協力してやりたいという気持ちの表れだ。サリンであろうがなかろうが、死傷者が十人だろうが千人だろうが、もうそのときの彼らには尊師のテロリズムを絶対的に受け入れる以外のすべはなかったのである。高橋は「とんでもない事件」が起きることを予期し、それを拒絶する精神的自由は残されていなかった。
謝罪するぞー謝罪するぞー謝罪するぞー
そこに数日遅れで登場したのは我らの井上嘉浩(ヨッシー)である。彼は狙った謝罪を絶対に逃さないことで知られる謝罪の職人である。彼はせっかく新実のおぜん立てを一瞬でぶちこわしてしまった。
「サリンまくことは皆んな通達で承知していました」と切り出すヨッシー。たとえ「サリンと認識していたかどうか」をぼやかすことが同志の高橋を救うことになろうと、そんなことはヨッシーにとってはどうでもいいこと。彼にとって重要なことは、純粋で正直な断罪を行い、それを謝罪という作品にして裁判官に捧げる・・・・そこに尽きる。
ヨッシーは、仮谷氏拉致事件でもやはり運転手役で出演していたが薬物投与については知らされていなかった(つまり致死への関わりを否定したい心憎い言い訳)という弁護路線でいこうとする高橋陣営を何事もなかったように斬って捨て「毒物注射も全部知ってましたよ」と仁義なき暴露に終始した。
しかし自分は諜報省長官として色んな工作をしていたのに(石原慎太郎の自宅を盗聴する計画をたて、郷里の京都まで盗聴のノウハウを学びに行く途中でキキキーッということもあったじゃないか井上よ)元同志の身上を底上げするための心情的な工作にさえ一切つきあわないという鬼の謝罪職人ぶりにはやはりこの人は真理教というのがむいていたのだなあを思わざる得ない。
高橋のこれから・・・・やはり最大の山場である地下鉄サリンを乗り切れば、まだ老いつきる前に檻から出てこれる可能性もでてくるだろう。それにしても運転手ばかりの高橋。無欲というかこき使われるのが好きというか・・・・こんなことなら国分太一にギターの座を譲ってもよかったんじゃないか。でも彼、菊池直子とは同棲してたんだよね、何年か。いや〜〜ん
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