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11日、中国安徽省でこのほど、品質の劣る豚肉に化学添加物を使って“牛肉”に仕立てて販売していた食肉加工販売業の夫婦が摘発された。縫製技術も駆使していた。
豚肉を牛肉に縫い付けて高級牛肉に!新たな食品偽装の手口が発覚―中国
http://www.recordchina.co.jp/a126793.html
2016年1月12日(火) 13時40分
2016年1月11日、台湾メディア・中時電子報によると、品質の劣る豚肉に化学添加物を混ぜて“牛肉”に仕立てて販売していた食肉加工販売業の夫婦が安徽省の警察当局に摘発された。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
安徽省の地元紙・新安晩報によると、摘発された夫婦は商品の牛肉に発色剤の硝酸やカルミン、牛肉エキスなどの添加物を使っていたほか、豚の脚の一部を牛の脚に縫い付けるなどの偽装も行って、“牛肉”として販売して暴利を得ていた。妻は以前縫製業を営んでおり、一般人にはとても見分けがつかないほどの精巧さだった。
安徽省明光市の警察当局は市民からの通報を受け、数カ月にわたる調査を経て摘発。偽装された肉や添加物などを押収した。夫婦は取り調べに対し、テレビで見た牛肉偽装の摘発から自分も偽装しようと思い、時間をかけて準備したと話した。周辺の村から入手した淘汰(とうた)豚や高齢の繁殖豚は体格が大きく、肉色が鮮やかで牛肉に偽装しやすかったと供述している。
現在、中国の市場では牛肉は1キロ当たり15元(約270円)の価格だが、夫婦は豚肉をキロ3元(約54円)で購入し、牛肉として周辺の店など卸していた。不法に得た利益は9万元(約162万円)に上る。(翻訳・編集/岡田)
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