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16日、中国メディアは浙江省杭州市で100平米の部屋に36台のベッドが置かれていたと紹介し、同市の住宅事情を伝えた。写真は杭州市。
中国式シェアハウス、100平米の部屋にベッド36台=当局が安全面を強化へ―浙江省杭州市
http://www.recordchina.co.jp/a125228.html
2015年12月19日(土) 4時30分
2015年12月16日、中国国営ラジオ「中央人民広播電台」の番組「中国之声」は、浙江省杭州市で100平米の部屋に36台のベッドが置かれていたと紹介し、同市の住宅事情を伝えた。
部屋を検査した関連部門の職員によると、室内は人が密集し、生活動線が複雑なため、安全面に不安が残る。こうした住宅は同市では珍しくないが、人数に関する明確な規定がないため、取り締まりが難しい。これに関連して、同市では2016年1月1日より「杭州市居住住宅賃貸安全管理規定」を執行。1人に割り当てられる最低限の面積を明記しており、1人当たり4平米を下回ってはいけないとしている。
中国では複数の人が集まって居住している狭い部屋を「蝸居(カタツムリの家=狭い住宅の意)」と呼び、利用する人の大部分が低所得者だ。日本でいうシェアハウスに似たスタイルだが、部屋に無理やり居住スペースを設けることで生活動線を無視するケースもあり、緊急事態の避難に悪影響を与えるといった問題も考えられる。一方で、「蝸居」は低所得者の受け皿という面もあり、規定の執行により一部の「蝸居」が違法となるため、低所得者の住宅事情に影響を及ぼすとみられる。(翻訳・編集/内山)
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