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15日、日本でジャーナリストとして活動する中国人が、中国人観光客に対する日本メディアの報道に疑問を呈している。写真は銀座でバスに乗る中国人観光客。
在日中国人ジャーナリスト、日本メディアの中国人観光客に対する報道を批判=「偏見と悪意を持って“中国ネタ”を加工」
http://www.recordchina.co.jp/a125220.html
2015年12月16日(水) 13時0分
2015年12月15日、日本でジャーナリストとして活動する中国人が、中国人観光客に対する日本メディアの報道に疑問を呈している。
今年の流行語大賞が「爆買い」に決まるなど、日本では中国人観光客に対する注目度が高かった1年と言える。そうした中、日本で活動するある中国人ジャーナリスト・Aさんは自身のSNSで、中国人観光客に関するメディアの報道に疑問を呈した。
Aさんは先日、日本の番組で伝えられた観光バスの路上駐車問題について言及している。路上に駐車できない場合、観光バスは中国人観光客を一旦降ろした後、別の場所に駐車するか、周囲を走行するなどして買い物が終わるのを待つ。ところが、買い物に夢中になった中国人観光客が集合時間に遅れてくることが多く、観光バスが渋滞を引き起こしているという。
Aさんはこれについて、「日本旅行ではくれぐれも時間を順守しないといけない」と中国人側の問題を指摘しながらも、「近くに駐車できるスペースがないことや、バスをどこに止めるかといった問題は、中国人観光客が決めていることではない」とした。Aさんはまた、日本のメディアでは、こうした問題が視聴者の目を引くために過激なワードを用いて伝えられていることに不満を示している。
Aさんは、実際に話を聞いた日本の観光業界や百貨店協会の関係者の印象として、「どこも中国人観光客受け入れのための環境整備に余力を惜しまず取り組んでおり、その姿勢は謙虚で誠実だ」と評価している。一方で、メディアについては「こうした現状は反映せず、偏見と悪意を持って“中国ネタ”を加工している」と批判。「『日本の観光業における競争力は国民のサービス精神にある』と言われるが、日本のメディアがお金と時間を割いて説いているのは“サービス精神”ではなく、“相手の恩恵にあずかりながら見下す”という雰囲気だ」と指摘している。
Aさんはさらに、「2014年の外国人観光客の日本での消費額は約2兆円に上り、アベノミクス唯一の動力と言っても過言ではない。この点から見ても、日本のメディアの姿勢は疑問だ」と指摘する。先日、Aさんが会った日本の業界関係者は、内閣府の調査で4割もの日本人が外国人観光客に対して不安を感じたことや、その問い合わせの多くが中国人関連のものだったということが理解できない様子だったという。Aさんは「きっと彼は、日本のテレビ番組をあまり見ていないのだろう」としている。(翻訳・編集/北田)
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