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9日、フィリピン・マニラで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に中国の習近平国家主席が出席するが、これに先立ち、王毅外相が同国を訪問し、事前折衝することが明らかになった。写真はマニラ。
中国・習近平国家主席がAPEC出席へ、中比外相が事前折衝―独メディア
http://www.recordchina.co.jp/a122966.html
2015年11月10日(火) 10時38分
2015年11月9日、中国外交部によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は17〜19日の日程で、フィリピンの首都・マニラで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する。南シナ海の主権を主張する中国の動向が注目されている。独国際ラジオ放送ドイチェ・ヴェレ中国語サイトが伝えた。
南シナ海の海域は年間を通じて価値およそ5兆ドル(約600兆円)の貿易船が航行するが、中国はその大部分の海域について主権を主張しており、同じく主権を主張しているフィリピンやベトナム、マレーシア、台湾、ブルネイなど周辺国との間で激しく対立することが予想されている。
マレーシアでこのほど行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議には米国と中国は共に参加したものの、共同宣言の採択が見送られるという異例の事態となっている。
習主席のAPEC出席に先立ち、中国からは王毅(ワン・イー)外交部長(外相)が10日にフィリピンを訪問する。中国外交部は、習主席のAPEC首脳会議出席に関する事前の調整と、中国・フィリピン関係についてフィリピンと意見交換を行うことが目的だとした。
中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は定例記者会見で、「中国とフィリピンの関係は難しい状況に直面しているが、これは中国が望むところではない。中国はフィリピンとの関係を重視しており、対話を通じて適切に問題を解決することを望んでいる」と話した。
なお、習主席はAPEC首脳会議への出席を前にトルコを訪問し、G20サミットに出席することが予定されている。(翻訳・編集/岡田)
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