http://www.asyura2.com/15/china7/msg/312.html
Tweet |
20日、香港を訪れる中国人旅行客が不当な仕打ちを受ける事件が頻発している。買い物を巡るツアー客と添乗員のケンカの仲裁に入った中国人男性が暴行を受けて死亡する事件や、香港のある薬局が中国人観光客にとんでもない価格をふっかける事件が報じられた。写真は生薬。
ボッタクリ価格、相場の1300倍!中国人観光客が売りつけられた生薬の正体は―香港
http://www.recordchina.co.jp/a121813.html
2015年10月27日(火) 18時17分
2015年10月22日、香港を訪れる中国人旅行客が不当な仕打ちを受ける事件が頻発している。20日、買い物を巡るツアー客と添乗員のケンカの仲裁に入った中国人男性が暴行を受けて死亡する事件が発生したばかりだが、同日、香港の中心地にある薬局が中国人観光客にとんでもない価格をふっかける事件も報じられた。中国の地方紙・華西都市報が伝えた。
四川省在住の許(シュー)さんは20日、滞在先の香港の繁華街・チムサーチョイにある薬局で、子供のためにせき止めのシロップを購入した。価格は126香港ドル(約2000円)だったが、店員は許さんのクレジットカードで会計をしながら、「せき止めにとてもよく効く中薬がある」と勧めてきた。それは「皇帝果」と呼ばれる生薬で、「試供品をお渡しするので、もし効果があればまた買いに来てください」との話だった。
話を聞き終えた許さんは、クレジットカードのレシートにサインをしようとして、驚がくした。支払金額を見ると、126香港ドルのはずが2万2800香港ドル(約35万5000円)と表記されている。慌てて店員に尋ねると、許さんが買うとも欲しいとも言わなかった皇帝果の代金だという。「1銭380香港ドル(約5900円)が60銭分で、2万2800香港ドルです。咳止めシロップはサービスにしておきます。もう決済端末機を通してしまったので、返金はできません」と、しれっとした態度で返してきた。(※銭=香港の度量衡で、1銭は約3.8グラム)
許さんはその場で警察に通報したが、駆け付けた警察は店員と何やら話し合った後、「料金は2万香港ドルにしておく」との話で終結。「クレームがあるならば香港消費者委員会に連絡すること」との説明だった。
帰路便の時間が迫っていた許さんは、そのまま泣く泣く店を後にした。その後、地元の薬局や中医学の名医に聞きまわり、この「皇帝果」の正体が、咽頭炎や扁桃炎に使われる蔵青果(ゾウセイカ)という生薬であることが分かった。その価格相場は1銭あたり0.2元(約3.8円)。換算すると、許さんはごく一般的な生薬に1300倍以上の値段を支払ったことになる。しかもよく見ると、「皇帝果」はすでにほとんどカビていた。
後日、許さんが香港消費者委員会に連絡したところ、同委はあくまで許さんと薬局の仲裁には入るが、それでも和解に至らない場合は訴訟を起こすしかないとの説明だったという。(翻訳・編集/愛玉)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。