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20日、「青島のエビ事件」といえば、先の大型連休中に中国でとても話題になった事件だ。これを発端に、中国では全国各地で法外な値段をふっかけるボッタクリ飲食店がマスコミに告発されている。写真は「窩窩頭(ウォーウォートウ)」。
ボッタクリ飲食店、中国で今月最大級の話題に=エビに豆腐に干し梅まで<まとめ>
http://www.recordchina.co.jp/a121654.html
2015年10月26日(月) 14時28分
2015年10月20日、「青島のエビ事件」といえば、先の大型連休中に中国でとても話題になった事件だ。これを発端に、中国では全国各地で法外な値段をふっかけるボッタクリ飲食店がマスコミに告発されている。今月、中国で批判の的になったこれらの事件について簡単にまとめた。国営ニュースサイト・チャイナネットや地方紙・大河報の報道をまとめた。
●エビ1匹720円事件
冒頭の「エビ事件」だが、これは連休中の観光客相手に起こった卑劣な事件だった。山東省青島市は海とドイツ植民地時代の名残を残す町並み、そして名産のビールで人気の観光地。今月頭の国慶節連休も多くの旅行客でごった返したが、土地勘のないよそからの旅人を狙ったある海鮮グリルのレストランが、青島の悪名を一気に高めた。1皿38元(約720円)のエビを注文した客が、会計時になって「1皿38元ではなく、1匹38元」とすごまれ、エビ40匹分の代金として1420元(約2万6800円)を請求された。警察に泣きついてもどうにもならず、最終的には市工商局にレシートを突き付け、店側は9万元(約170万円)の罰金を科された。
●豆腐1皿7000円事件
国慶節連休が終わって間もなく、今度は遼寧省盤錦市にある海辺の街で観光客をカモにした同様の事件が起こった。ある家族旅行の一行が純朴そうな青年の客引きに連れられて、庶民的な農家の地元料理を楽しんだところ、10品で1850元(約3万5000円)というとんでもない価格を請求された。中でも天然物のカニ7キロをすり身にして蒸し固めたという「カニ豆腐」は368元(約7000円)という高額だったが、どう考えてもカニなど入っておらず、単なるふつうの豆腐だったという。
●干し梅10粒1700円事件
ほどなくして今度は江蘇省無錫市のホテルでボッタクリ事件が告発された。あるカップルがアフタヌーンティーを注文したところ、別途サービスで出てきたはずの干し梅が、会計時にはしっかりとレシートに記載されていた。しかも、10粒で88元(約1700円)という不当な価格で。ホテル価格とはいえ、さすがにやりすぎな価格である。
●コーン蒸しパン1個720円事件
最新の話題はこちらの事件。浙江省温州市のあるホテルで供された「窩窩頭(ウォーウォートウ)」が、やはり1皿38元(約720円)ではなく「1個38元」として請求された。ある客は3皿分、45個の代金1710元(約3万2000円)を支払ったという。窩窩頭(ウォーウォートウ)とは中国北部の庶民食。トウモロコシの粉でつくった小さな蒸しパンで、かつて米を満足に食べられない下層階級の主食だった。(翻訳・編集/愛玉)
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