官製メディアは、「西洋式の生活スタイル」と報じて、事実の隠蔽に必死ですな。

　中国の習近平国家主席が開始した汚職撲滅キャンペーンでは、過去2年間にわたり官僚や実業家たちが広範な取り締まりを受け、中国の国営メディアはそれを喝采してきた。ところが気が付くと、今では共産党の報道メディアそのものにも照準が当たっている。

　中国共産党の機関紙である「人民日報」と理論誌の「求是」に対する調査が最近行われ、中国の反汚職対策担当者らは、金銭面とジャーナリズム的観点の両方で不正行為が見つかったと明らかにした。これには脅迫や公的資金の濫用などが含まれるという。

　中国は国内ニュースメディアに対する監視を一段と強化している。汚職撲滅に取り組む当局者はこの1年間、汚職容疑をはじめとする国内のジャーナリズム業界の道徳的退廃について調査してきた。ただこれまでは党機関紙ではなく、民間の出版物が主に対象となっていた。

　こうした状況は18日に変化した。中国共産党で汚職調査を担当する中央規律検査委員会（CCDI）はこの日、党機関紙の人民日報と理論誌の求是について、広範にわたる違反を指摘して批判した。

　CCDIによると、人民日報では、インターネット規律の順守の緩さ、取材旅行での公的資金の濫用、公用車や公邸の不適切な使用などがあった。

　CCDIは「国内支局の一部が共同開発プロジェクトを通して利益を追求するために党機関紙の資源を使用した」と主張。「補償を受ける見返りに、ニュースを報道するかどうかをめぐってゆすりが行われてきた」と続けた。

　CCDIは容疑の詳細には言及していないが、こうした問題が8月31日までの2カ月間に実施した調査で発覚したとしている。今回の容疑が8月に検察当局に拘束された人民日報ウェブサイトの幹部2人に対する汚職事件に関連しているかどうかは明らかになっていない。

　CCDIの発表によると、人民日報のトップ、楊振武氏は、同紙は今回の調査結果に注意を払っており、規律強化と腐敗防止メカニズムの改善に向け措置を講じると明らかにした。人民日報はこれまでのところ、コメントを求める取材に返答していない。

　一方、求是も、規律順守の緩さに加え、同じように道徳面とジャーナリズム面での不手際が問題にされている。調査官らはまた、求是が出版した記事について、政治的判断基準が緩かった上、個人的つながりや都合で論文の出版を許可したと非難している。

　CCDIの発表によると、求是の李捷編集長は、こうした指摘に対し、CCDIの推奨する対処法を確実に実行すると述べた。求是もこれまで、コメントを求める取材に返答していない。

　いずれにせよ、人民日報と求是は党の主要報道媒体であり、汚職容疑をかけられた他の国内ニュースメディアが受けたような法的な影響を受ける可能性は小さい。

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http://jp.wsj.com/articles/SB12707975987092023884404581304661585580884?mod=wsj_nview_latest

これ日本でもそうだよな。
病気をなんでも西洋式生活のせいにする。