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遅れている中国の原子力潜水艦開発、騒音抑制と推進の技術が追い付かず―米メディア
http://www.focus-asia.com/rss/430428/
2015年10月13日
参考消息は10日、中国の原子力潜水艦が立ち遅れており、その理由が騒音抑制と推進技術の不足にあるとする米誌ナショナル・インタレスト電子版の7日付文章を紹介した。
米海軍情報事務室によると、093型原子力潜水艦(商型)にしろ094型弾道ミサイル原子力潜水艦(晋型)にしろ、1970年代にソ連が製造したヴィクター3型攻撃型原子力潜水艦、デルタIII型原子力潜水艦よりも騒音が大きいという。さらに、中国が現在開発している095型原子力潜水艦でさえ、騒音がソ連のアクラ型原子力潜水艦よりも大きいとされている。
他の分野で飛躍的な発展を遂げる中国がなぜ原子量潜水艦技術ではいまだに立ち遅れているのかについて、元米海軍将校の専門家は「潜水艦の騒音抑制技術が門外不出の技術分野であること、中国の艦艇建造技術が潜水艇を建造するレベルに到達していないこと」の2点を挙げた。
また、ある元米海軍指揮官は「中国が原子力潜水艦の建造を優先プロジェクトに据え始めたのがわずか20年前であり、高いレベルが要求される原潜の設計や建造にはさらなる時間、精力そして工業分野における諜報活動が必要である」と分析している。
元潜水艇士官で米海軍行動参謀長の特別補佐を務めた人物は「中国海軍が潜水艦に課す任務の多くは敵の水上艦が沿岸に接近しないようにすること。この用途において原子量潜水艦はディーゼル電気推進や非大気依存推進(AIP)の潜水艦と比べて大きな優位性を持っていない」と説明する。
米海軍軍事学院の准教授は「遠洋海軍が任務を遂行するための潜水艦には原子力による推進と優れた静音技術が必要。しかし、技術面や能力面での要求が非常にかけ離れていることから、民用の原子力工業技術をそのまま移植することができず、中国は苦しんでいるのだ」と論じている。
(編集翻訳 城山俊樹)
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